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笑いでストレスを解消!社畜の「すずめの戸締まり考察」
はじめに:ランチ時のオフィスにて
ランチ時のオフィスで、私は妙な違和感を覚えた。いつもより椅子の座り心地が良い。まるで、私を離したくないかのように...。
ふと、映画「すずめの戸締まり」を思い出す。あれは災いの扉を閉める物語だったけど、私たち社畜に必要なのは、「残業を強いる扉」を閉めることなのかもしれない。
1. 新人研修で出会った謎の椅子
入社初日、配属された席の椅子は妙に古びていた。「この椅子、ちょっと座り心地が...」と総務に相談しようとすると、先輩が慌てて止めてきた。
「その椅子には触れない方がいい」
「なぜですか?」
「座ると..."残業の呪い"にかかるらしい」
まるで、都市伝説みたいな話だ。でも、あながち嘘じゃなかった。気づけば私は毎日終電まで残業している。椅子から立ち上がろうとすると、背もたれが微かに軋むような音を立てる。まるで「まだ帰っちゃダメ」と囁いているみたいに。
2. 残業を強いる妖怪の正体
ある深夜、偶然にも目撃してしまった。終業後のオフィスで、椅子たちが勝手に動き出す瞬間を。
「今日もみんな頑張ってるニャ」
「もっと働かせるニャ」
「残業こそ正義ニャ」
...なんだこれ。完全に「椅子の妖怪」じゃないか。しかも猫系?新手のタマ?いや、違う。こいつらは「残業を促す妖怪」なんだ。
どうりで最近、会社の椅子の座り心地が良すぎる。座ると立ち上がれなくなる、まるでブラック企業版「ラ・ボエーム」だ。ちなみに、誰もこのミュージカルネタに突っ込まないでほしい。
3. すずめと社畜の戸締まり大作戦
これは、すずめの戸締まりならぬ、「社畜の戸締まり」作戦を決行するしかない。
まず、味方を集めよう。
定時退社推進委員(通称:帰宅部)
働き方改革戦士(変身はしない)
椅子から解放された元社畜たち
作戦は簡単だ。
妖怪椅子を特定する
椅子を倒して封印する
社畜を解放する
...って、どこかで聞いたことあるような作戦だな。「もののけ姫」と「千と千尋」を足して2で割ったような。
4. 会社中の椅子が動き出す
深夜0時、椅子たちの本性が現れる。
エグゼクティブチェア:「私こそが最強の椅子!社長の椅子だからな!」
普通の事務椅子:「でも私たちの方が数は多いです!」
応接室のソファ:「私は取引先を離さない...」
会議室の椅子達:「延々と会議を続けさせるのだ!」
完全にドラクエのモンスター会議じゃないか。しかも、妙にリアルな会社組織図になってる。椅子社会も階級社会なのか...。
5. 解き放て!残業地獄の呪縛
「椅子を倒せば、呪いは解ける」
でも、ただ倒せばいいってもんじゃない。椅子の気持ちも考えないと。だって、椅子だって仕事を頑張ってるんだ。誰かのケツを支え続けるなんて、そりゃ辛いよ。
必要なのは「椅子との対話」かもしれない。
「あなたも休みたいよね?」
「私たちが残業すると、あなたも休めないんだよ?」
「たまには早く帰って、椅子も休ませてあげようよ」
6. 人事部の闇
しかし、椅子の妖怪化には、もっと深い理由があった。
人事部長:「椅子の妖怪は、実は働き方改革の切り札なのです」
私:「はぁ?」
人事部長:「社員が退社したがらないなら、椅子を快適にすればいい。これぞ戦略的人材育成!」
いや、それ完全に逆効果だから!むしろ、超高級椅子は残業を助長する諸悪の根源では?
7. 全国の社畜を救う旅
この問題は、私の会社だけじゃなかった。日本中のオフィスで、椅子の妖怪化が進行している。
東京:エグゼクティブ妖怪(高級志向)
大阪:笑い上戸な妖怪(座ると笑いが止まらない)
名古屋:みそかつ味の妖怪(座ると眠くなる)
福岡:明太子味の妖怪(辛くて立てない)
完全に「妖怪ウォッチ」企業版じゃないか。しかも、ご当地妖怪なのが斬新。
8. メリット・デメリット大解剖
メリット:
座り心地最高(けど、それが罠)
仕事が捗る(帰れなくなるけど)
椅子が話し相手になる(精神科行きかも)
オフィスが賑やか(深夜に限る)
残業代が増える(寿命は減る)
デメリット:
退社できない(椅子との心中確定)
椅子への依存度が上がる(椅子廚になる)
家具を見る目が変わる(IKEA行けなくなる)
妖怪と交渉が必要(言語習得の必要性)
通勤電車で立てない(椅子ロス発生)
おわりに:新しい扉を開く
結局、椅子の妖怪は、私たちの働き方の歪みが生み出した存在なのかもしれない。
必要なのは、妖怪を倒すことじゃない。新しい働き方の扉を開くことだ。例えば...
フレックスタイム(椅子との時間シェア)
テレワーク(家の椅子も妖怪化の危険あり)
スタンディングデスク(椅子に頼らない勇気)
そうして私は、今日も終電間際のオフィスで、椅子との新しい関係を模索している。
ちなみに、毎回言うが私の本名は「田中」ではない。妖怪椅子に取り憑かれた社畜の戯言として、「田中」という仮の名前を使っているだけだ。本当の名前は「佐藤」...ではない。「鈴木」でもない。あ、椅子が動き出した。この話はまた今度!
(完)
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![YuSa@社畜系お笑い作家](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/159798520/profile_7070de968ea92a841c77171779500172.jpg?width=600&crop=1:1,smart)