見出し画像

笑いでストレスを解消!社畜の「パリピ(孔明)出向社員考察」

はじめに:陽キャ社畜の悲劇は続く

休日出勤のオフィスで、スマホで「可愛くてごめん」を小声で口ずさみながらふと考えた。もし、このオフィスでフルボリュームで「うっせぇわ」を流したら...。

子供の頃は「将来は芸能人!」とか「パーティープランナーになる!」とか夢いっぱいだったのに、今や「せめて会議中に"それな!"って言いたい」「プレゼンでノリツッコミしたい」という切実な願いばかり。ああ、なんて窮屈な大人になってしまったのだろう。

1. 静寂のオフィスで暴れたい編

「っしゃー!」封印の術

朝一のメールチェック。「承知いたしました」「お世話になっております」...って、もうやってられない!心の中では「Let's Go!」「Awesome!」「Super Thanks!」が渦巻いているのに。

「田中さん、今日も元気ですね」
「いえ、これでも抑え気味です」
「...もっと抑えてください」
「Yes...sir...(小声)」

まるで、ハロウィンパーティー会場に迷い込んだ座禅修行者のような居心地の悪さ。静寂が支配するオフィスで、私の心臓は「ドンドンドン♪」とEDMを奏でている。

会議室の悲劇

「では、第三四半期の売上予測について...」
(頭の中:「あ、ここでドロップくるー!」)
「前年比120%の...」
(心の中:「ばっちこーい!」)
「田中さん、なにか意見は?」
「はい!売上激アゲ間違いなしです...あっ」
「...明日から資料は全て手書きでお願いします」

2. 社内コミュニケーション変革編

議事録革命

従来の議事録:
「本日の会議では、以下の点について議論されました」

私の議事録:
「✨今日のMTGでマジ卍な展開あったよ~😎
1️⃣売上げ爆アゲ計画始動!🚀
2️⃣新規プロジェクトがやばたんばりん!💖
3️⃣経費削減は諸刃の剣...まじ卍...😢」

上司「田中さん、絵文字は全て削除してください」
私「了解です...(心の中:絵文字なしとかまじ無理った...)」

メール作法の崩壊

TO:部長
CC:関係各位
Subject:企画書提出のご連絡

従来の形式:
「お世話になっております。
企画書を添付させていただきます」

私が書きたい形式:
「ウェーイ!😎
待たせたね!企画書できたYO!
マジでやばいの作っちゃった...!
確認ヨロピク~!✨」

送信直前に我に返り、全文削除。まるで、クラブで盛り上がりかけたところで停電になったような虚しさ。

3. 社内行事改革編

カラオケ大会の悲劇

「では、田中さん、お好きな曲をどうぞ」
(心の中:「よっしゃ!adoの唱!」)
実際に選んだ曲:「夢をかなえてドラえもん」

「田中さん、意外と大人しい選曲ですね」
「はい、TPOを考えまして...(心の中:Okay たちまち独壇場 Listen listen!巻き舌で歌って踊り狂いたい!)」

オンライン飲み会の憂鬱

「では、乾杯いきましょうか」
(心の中:「かんぱーい!レッツパーリナイッ!」)
実際の発言:「ご唱和ください、乾杯」

画面の向こうで静かにビールを飲む上司たち。私の心の中では既にクラブ状態なのに。まるで、ミュート状態で熱唱している歌手のよう。

4. メリット・デメリット大解剖

メリット:

  • 場の空気を明るくできる(意図せず暗くすることも)

  • ストレス発散になる(周りのストレスは増加)

  • 新しい風を吹き込める(台風クラスの破壊力)

  • コミュニケーションが活発に(うるさいとの指摘も)

  • 企画がクリエイティブに(意味不明との評価も)

  • 若手社員に人気者(年配社員には不評)

  • 飲み会が盛り上がる(翌日の反省会が増える)

デメリット:

  • 昇進の機会が消滅(真面目さがゼロと評価)

  • 重要な仕事が来ない(おふざけ要員として固定)

  • 上司からの評価が低下(「あいつは遊び人」)

  • 書類の手直しが頻発(絵文字除去作業に追われる)

  • 取引先から苦情(「御社の田中さんが...」)

  • メンタルヘルス診断を勧められる(「最近大丈夫?」)

  • 周囲との温度差が限界突破(氷河期と熱帯雨林)

おわりに:陽キャ社畜の明日はどっちだ

結局、この真面目すぎる会社で、私は変わるべきなのか。それとも会社を変えるべきなのか。

いや、待てよ。孔明だって最初は「えぇ...こんな地味な国に来ちゃったよ...」って思ったはず。でも結局は諸葛孔明フィーバーでシュウマイ売上激増...。

私にも、きっとブレイクスルーの時が来る。真面目な会社に出向された陽キャ社員、明日も今日よりちょっとだけ"それな!"を増やしていこう。

せめて、明日までにこの資料から絵文字を消し終わりますように...。
孔明、助けて!

ちなみに、毎回言うが私の本名は「田中」ではない。社畜あるある話を「田中」という仮の名前で書いているだけだ。本当の名前は「佐藤」...ではない。「鈴木」でもない。あ、もうこんな時間だ。この話は明日!

(完)

いいなと思ったら応援しよう!

YuSa@社畜系お笑い作家
「普段は社畜あるある考察で皆様の心を癒やしているつもりですが...『これ面白いから投げ銭したい!』って思ったり、『こんなアホが世の中で働いてるんだから頑張ろう』って1μ(ミクロン)でも思ったら、『チップくれでもいいんだよ♡』って思う田中(仮)です」