
笑いでストレスを解消!社畜の「クレヨンしんちゃん考察」
はじめに:深夜残業中の妄想
残業中のオフィスで、疲れた目をこすりながらふと考えた。野原しんのすけ、あの自由奔放な5歳児は今いくつになっているのだろう?
もし、しんのすけが実年齢で成長していたら、もう立派な社会人のはず。私たちと同じように、ブラック企業で働いているかもしれない...。考えてみれば恐ろしい妄想だ。
1. 社畜しんのすけ編
アクション仮面ネクタイの営業マン
想像してみよう。スーツ姿のしんのすけが、アクション仮面のネクタイを締めて営業に出かける姿を。
「おっ!オラ今日も元気に商談失敗だゾ!」
「田中さん、また契約取れなかったの?」
「いやーん、でもおケツプリプリで頑張りまーす」
...いや、即刻クビになるな。
風間商事の日常
風間商事といえば、風間くんが社長、マサオくんが経理部長、ネネちゃんが営業部長、ボーちゃんが...って、完全にブラック企業の予感しかしない。特にネネちゃんの営業部は、ママと同じ恐怖の追い込み営業を展開しているに違いない。
「今月のノルマ、達成できなかった社員は、私のママがうさちゃんの代わりにするって!!」
「ヒィィ!」
みさえさんの叱咤激励
しんのすけの母、みさえさん。彼女の叱咤激励は、現代の上司そのものかもしれない。
「しんのすけ~!!!また残業代申請してるでしょ!」
「だって部長がサービス残業は認めないって...」
「アンタねぇ...」
2. 春日部防衛隊のその後
ボーちゃんの場合
「...」
「ボーちゃん、企画書の締切だけど...」
「...(黙々とExcelに向かう)」
無口なボーちゃんは、実は仕事ができる系社員に違いない。黙々と仕事をこなし、たまに「...(死にたい)」とつぶやく姿は、まさに現代社会の縮図。
風間くんの場合
「諸君、我が社の第二四半期の業績について説明する」
持ち前の冷静さと知性で、最年少役員に上り詰めた風間くん。ただし、たまに漏れ聞こえる「お母さんこわい...」というつぶやきが切ない。
マサオくんの場合
「ええと、この経費申請なんですけど...」
「マサオ君、しっかりして!それじゃ税務調査が...」
相変わらずビクビクしている姿は、社会人になっても健在。ただし、経理部では意外な才能を発揮しているらしい。
3. 春日部商店街のビジネス戦略
合同会社カスカベ防衛隊
「我々カスカベ防衛隊は、本日をもってついに法人化することとなった」
風間くんの号令で始まった新規事業。なぜか経済産業省からの受託事業を次々と獲得している噂。防衛予算の使途を疑うべきでは...。
「ほっほーい!今期も予算獲得だゾ!」
「しーっ!しんのすけ君、それ機密情報だよ!」
老舗商店のDX化
「このたび、カスカベ商店街も全面的なデジタル化に...」
しんのすけの実家の近所にある老舗商店も、時代の波には勝てなかった。キャッシュレス決済を導入したものの、「オラのお尻でタッチ決済するゾ!」という事案が多発し、導入1週間で撤去(お食事中の方、失礼!)。
ラーメン屋マサオ
「お、マサオくんのラーメン、今日も行列できてるね」
「へっ!?そ、そんな...営業してないですよぉ...」
なぜか行列のできる店として有名になってしまい、予約が取れない店に。実は味より、マサオくんのビクビクした接客が人気の理由らしい。
4. 野原家の現代生活
みさえさんのテレワーク奮闘記
「しんのすけ!オンライン会議中はお尻を出さないで!」
「でもかーちゃん、画面に映ってないから大丈夫だゾ」
「バカモーン!画面共有中じゃない!」
リモートワーク導入で、新たな戦いが始まった野原家。ひろしさんと在宅勤務が重なった日は、Wi-Fi の取り合いで夫婦喧嘩に発展。
ひろしさんの働き方改革
「野原君、今日も定時退社かね?」
「はい、ワーク・ライフ・バランスを...」
「いやいや、うちは昭和の企業だからねぇ...」
結局、しんのすけの送り迎えを理由に、会社初の働き方改革実践社員に。ただし、上司の「イクメン」という言葉に含まれる皮肉が痛い。
5. 現代に蘇る名言集
しんのすけ語録の経営論
「オラ、仕事サボってぶりぶり星人になるゾ!」
→「適度な休憩は生産性向上に不可欠」という真理を突いていた。
「オラのものはかーちゃんのもの、とーちゃんのものはオラのもの!」
→現代のシェアリングエコノミーを予見していた説。
「とーちゃん、お給料日まで3000円貸して」
→副業解禁前の知られざる金融支援制度。
6. メリット・デメリット大解剖
メリット:
自由な発想で仕事ができる(けど誰も理解してくれない)
素直な気持ちを表現できる(けどパワハラと紙一重)
アクション仮面グッズを机に置ける(けど総務部から注意される)
「オラ、できないゾ」と断れる(けど次の昇給は絶望的)
おケツプリプリができる(けど始業時間には厳しい)
デメリット:
素直すぎて出世できない(風間くんとの差が開く一方)
みさえさん並みの叱咤激励を受ける(メンタルが持たない)
頻繁に人事部に呼び出される(ストライクゾーンの理解が必要)
月末にはカードローンの世話に(ネネちゃんママから投資勧誘が来る)
真面目な会議で笑いを取りに行く(でもウケない)
おわりに:しんのすけから学ぶ働き方
結局、しんのすけ的な生き方って、案外正しいのかもしれない。
無駄に空気を読まず、素直に自分を表現する。
たまには「オラできないゾ」と断る勇気を持つ。
そして何より、毎日を楽しむ心を忘れない。
現代社会に必要なのは、もしかしたらこんなしんのすけイズムなのかもしれない。とはいえ、明日から会社でケツプリプリは控えめにしておこう。人事部が仕事を増やしてしまうからね。
ちなみに、毎回言うが私の本名は「田中」ではない。社畜あるある話を「田中」という仮の名前で書いているだけだ。本当の名前は「野原」...ではない。「松坂」でもない。あ、もう時間だ。この話はまた今度!
(完)
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