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笑いでストレスを解消!社畜の「ドラクエ考察」

はじめに:社畜のレベル上げ

早朝のオフィスで、疲れた目をこすりながらふと考えた。もし、この会社生活がドラゴンクエストだったら...。

子供の頃は「勇者になって世界を救いたい!」とか「ラスボスを倒して栄光を手に入れたい!」とか夢いっぱいだったのに、今や「今月の残業時間でレベル上げ」「上司という名のメタルスライムから逃走」という現実。ああ、なんて世知辛い大人になってしまったのだろう。

1. 社畜の転職冒険記

新入社員編:初期装備でスライム退治

「おめでとうございます。あなたは入社しました!」
...まるで、勇者が城の王様から使命を授かるシーンのようだ。

装備は「スーツ(布の服と同等)」「名刺入れ(皮の盾と同等)」「新入社員名札(銅の剣と同等)」。これだけの装備で、いきなりスライム退治...じゃなかった、コピー機との戦いが始まる。

「コピー機に挑戦しますか?」
①はい
②いいえ
③逃げる

選択肢なんて、飾りです。偉い人にはそれが分からんのですよ。

中堅社員編:メタルスライムを追え

3年目になると、ようやく「Excel関数の杖」や「PowerPoint職人の盾」が装備できるようになる。

でも、上司というメタルスライムは、相変わらず会議室から逃げ回る。決裁書類を持って追いかけるも、「今忙しいので」の一言で、いつも逃走成功。経験値も入らないのに、MPだけが激減する日々。

それでも、たまに「決裁ハンコクリティカル」が決まると、大量の経験値をゲット。これぞ中堅社員の醍醐味である。

課長編:仲間との別れ

ある日、突然、仲間が転職という名の「別れ」を告げてくる。まるで、仲間が結婚して仲間から外れるドラクエ4のアリーナみたい。でも、アリーナと違って、この別れは永遠。LinkedInでたまにいいねをもらうくらい。

「田中さん、私、他の会社に...」
「そうですか...今までありがとう...(BGM:別れの曲)」

部長編:ダーマ神殿での転職試験

ついに、念願の賢者(部長職)への転職チャンス!人事部という名のダーマ神殿で、転職試験に挑む。

しかし...

「田中殿、汝の経験値、いまだ賢者となるには足りぬ」
「エッ」
「まずは360度評価という名の試練を乗り越えよ」
「チッ」

結果は...修行不足により転職失敗!戦士(課長)に逆戻り。上司からは「もう少し色んな仕事を経験しないと」という名の「修行が足りない」を言い渡される。

2. 会社という名のダンジョン

会議室ダンジョン

毎週開催される「全体会議」という名のボス戦。
プレゼン資料は「炎の剣」、タイムマネジメントは「奇跡の盾」、質問対応は「賢者の石」...。

しかし、ボスの「意味のない質問攻撃」は強力無比。
「そもそも論として...」という必殺技を放ってきた時は、MPが一気に0に。

残業という名の闇の洞窟

17時を過ぎると、オフィスは闇の洞窟と化す。
「今日中に...」という呪文を唱える上司という名のゾンビたち。
「キラリ☆」と輝く深夜残業手当という名のお宝。でも、タイムカード切られると意味なし。

人事評価の試練

年に一度の人事評価。まるでドラクエの試練の洞窟だ。

自己評価:「私の成長アピールは効果がない!」
上司評価:「会社への貢献度は いまひとつのようだ」
査定結果:「給与は あまり上がらなかった!」

3. アイテムとスキル

必須装備品

  • 「忍耐の指輪」(上司の説教に耐性付与)

  • 「逃亡の靴」(残業からの緊急回避に)

  • 「社交の首飾り」(飲み会コミュニケーション補正)

  • 「締切りの盾」(突発タスクからの防御に)

習得必須スキル

  • 「Excel芸」(データ処理の基本魔法)

  • 「会議室予約術」(良い部屋を確保する rare技)

  • 「上司機嫌読心術」(相手のMPを読む)

  • 「飲み会回避」(MPを温存するための必須技)

4. メリット・デメリット大解剖

メリット:

  • 経験値が貯まる(けど使い道がない)

  • 装備品が充実する(社食券とか文具とか...しょぼい)

  • 仲間が増える(でもみんなすぐ転職する)

  • お金が貯まる(課金する時間がない)

  • スキルが上がる(誰得なスキルばかり)

デメリット:

  • MP(メンタルポイント)が急速に減少

  • 休養の取得が困難(宿屋代わりの有給が取れない)

  • 戦闘が強制(会議という名の)

  • 経験値効率が悪い(残業しても微増)

  • 装備が課金必須(資格取得という名の)

5. 真のラスボスとは

実は、この会社生活最大の敵は...「社会人としての理想像」という名の裏ボス。
いくら戦っても倒せない。なぜなら、それは私たち自身が作り出した幻影だから。

「田中よ、汝はまだその程度か」
「いやぁぁ、私にはまだまだ伸びしろが!!」

おわりに:新たな冒険へ

結局、会社生活も一つのRPG。
レベル上げに疲れたら、たまには「癒しの温泉」(有給休暇)も使おう。
仲間が必要なら、「同期の集い」という名のギルドを訪ねよう。
そして何より、「やりがい」という名の伝説の装備を探す旅を続けよう。

せめて、終電までにこの仕事を終わらせられますように...。
ロトよ、助けて!

ちなみに、毎回言うが私の本名は「田中」ではない。社畜あるある話を「田中」という仮の名前で書いているだけだ。本当の名前は「ローラ」...ではない。「アリーナ」でもない。あ、もう朝活の時間だ。この続きは次の冒険で!

(完)

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YuSa@社畜系お笑い作家
「普段は社畜あるある考察で皆様の心を癒やしているつもりですが...『これ面白いから投げ銭したい!』って思ったり、『こんなアホが世の中で働いてるんだから頑張ろう』って1μ(ミクロン)でも思ったら、『チップくれでもいいんだよ♡』って思う田中(仮)です」