スロバキア留学記~アジア人差別編~

Ahoj! sayuです。

今回は少し重いテーマ、アジア人差別について思ったことを書かせていただきます。

パンデミックが始まってから、特にアメリカのNYやヨーロッパだとフランスでのアジア人ヘイトが問題になっていますよね。
国籍関係なく、アジア系の見た目の方が道端でいきなり暴力を振るわれたり、そこまでいかなくても悪口を言われたり意図的に避けられたり…。

とても悲しくて許しがたいことですが、そういった差別をする方はアジア人をひとくくりで見ているので、この時期に留学する際は日本人でも常に気を付ける必要があると思います。

では、スロバキアはどうなのでしょうか?

私個人の考えにはなりますが、結論から言うとそこまでひどくはないもののやはりアジア人差別はあります。

そもそもスロバキアはアジア人が少なく珍しいので、悪い意味でなくとも目立つ気はします。
スロバキアに到着してすぐくらいに街を1人で歩いてみましたが、慣れない土地でアジア人も少なく、道行く人から視線を感じるし(おそらく気にしすぎですが)、とてもいたたまれない気持ちになりました…。

これだけだと個人の感想なのでアジア人差別とは言えませんが、残念ながら私は実際に差別を経験しました。

スロバキアに到着してから3週間ほどしか経ちませんが、すでに2回ほど知らない人に嫌なことを言われました。
どちらもおそらくスロバキア語だったので何を言われたのか分かりませんが、ヨーロッパからの留学生と2人で歩いていた時、明らかに私の方を見て強い口調で何か言われました。
片方はおじいさんでもう片方はヤンキーでした。

気にしない方がいいと頭ではわかっていても、友達といくら楽しい時間を過ごせたとしても、その日はその出来事が忘れられず悲しい気持ちでいっぱいでした。
留学に行った日本人の大半が経験することの一つだと思いますし、ある種の洗礼だと考えていますが、人種で差別されることがこれほどショックが大きいとは想像していませんでした。

アジア人でもアイドルやモデルの方くらい見た目が良かったら違ったのかな、とか、私がヨーロッパの人に近い見た目だったらこんな差別を受けないんだろうな、とか考えてもしょうがないことをぐるぐる考えてしまいます。

このことを何人か留学生の友達に話してみました。

トルコからの友達は「気にするな、日本語で何か言い返してやれ。」とのことでした。
彼は一人目のおじいさんの時に一緒に歩いていた友達です。

おじいさんに何か言われた際、実際に彼は「I don't understand you」と英語で返していました。
私はただショックで何も言い返せなかったので、彼のように軽く受け流せるようにならないとなと感心しました。
ただトラブルを避けるために言い返すのはやめておきます笑

同じアジア人、台湾からの友達にも聞いてみたところ、「確かにアジア人差別は不快だけど、私たちは留学生としてここにきているから何も悪いことはしていないし、半年しかいないんだからあんまり気にしないで楽しんだ方がいいよ」という大人な意見を持っていました。
国は違えど同じアジア人の考え方としてとても参考になりました。

ただ別の日に話を聞いたところ、留学生のためのオリエンテーションに参加した際にヨーロッパからの留学生同士で固まっており、自分たちは仲間に入れてくれない感じで寂しかったと話しており、差別とはいかなくても人種の壁はあるなと感じました。

ただこれは逆のケースももちろんあり、例えばアジア人同士で固まっている中にヨーロッパからの人が気軽に混ざれるかといわれると難しいと思います。

長々と書いてしまいましたが、差別を経験し、友達の意見を聞いた後に出した結論としては、「あまり気にしないようにするしかない」ということです。

私はアジア人差別をする人の考えを変えることはできないですし、そんな人のために悩んで悲しんでと時間を使うのはもったいないです。
それよりも私と仲良くしてくれている友達と過ごす時間の方がよっぽど有意義です。

ただこう考えていても今後また差別を受けたときに全く気にしないことはできないと思いますし、悲しいですが慣れていくしかないのかなあと思います。

自分でも考えがうまくまとめられず、読みにくかったと思いますが最後まで読んでいただきありがとうございます。
滞在中に考えが変わったらまた同じテーマで記事を書いてみたいなと思います。

お次はもう少し明るいテーマにします笑 Dovidenia!









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