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現代短歌 -11- 一宿二飯 (6首)

「お料理は一粒残らず食べなさい」
呪いが支配する宴の場

美術品 並び続ける食卓で
ふと人件費の割合思う

途中からフードファイトが始まった
天ぷらの量 良い加減にして

胃もたれが加速していく連泊を
生き延びるため昼食を抜く

いかんせん適応力が高いので
二泊もすればまるで我が家よ

三泊もすれば故郷や両親や
会社を忘れ 名無しになった

***

一生分の魚介を食べ、
潮風を嗅ぐだけで吐いてしまいそうです。
海の観光、急遽取り止めました。笑

八百屋育ちの親に厳しく
「米は最後の一粒まで食べなさい!」と
育てられてきたので、
ご飯の量が多い宿では強迫観念に追われ
後半は吐き気と戦いながら食べています…。

腹八分目で、あとは残すこと。
昔ほど無理が利かなくなってしまったので
ちゃんと意識したいです。

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白湯 (さゆ) *短歌*写真*
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