農業インターンシップに参加して Part3
モラトリアム期間中の私。またまた農家にインターンシップに行かせていただいた。3件目!
経緯や過去のインターンについては以下の記事に記載しています。
今までとはタイプがまた違って、本当に面白い。
農場長は20代半ばの男性!若い!そして今は1人でやっているとの事。生産から販売まで。そしてなんと、別で自分の畑も別で持っていると。
相変わらず駄文だが、自身の体験知として記録化するために記載しているので、そこはご理解いただきたい。
1.作業内容
1日目
菊芋ほり
菊芋実は初めて知った。菊芋は育てやすいし、畑初期でも栽培可能な野菜との事。菊芋の上を抜いて、宝探しのように、土の中を掘っていく。
2日目
マルチ回収
→人参畑の通路に敷いてあった、ビニールマルチを回収。雑草対策のものだったが、収穫時期を迎えた今、不要となったので、回収。
収穫
・カラフル人参はひたすら抜いて、畑のわきに置き、ハサミを持って葉っぱと、根っこをカット
・カブも上から見て大きそうなのを抜く。密集している所は、実が小さくなりがち。葉を残すものと、カットするものと分ける
・ケール、ちぢみほうれん草などの葉物野菜
ケール類は、株ごとで、大きい葉を1枚ずつ収穫。ほうれん草は黄色くなっている葉っぱ、腐りかけの葉っぱは取り除く。腐っている葉がついていると、そこから腐敗が進むので必ず取る。
野菜を洗う
→収穫後の野菜の土を取るため、洗い機で洗浄し乾燥
3日目
収穫
→昨日と同様。
パッキング
→各野菜の重さをはかって、袋詰めして明日のマルシェの準備。カラフル人参や野菜セット、ケールセットなど見ているだけでワクワクする。
2.その他
滞在先では、料理人の女性と3人で食事をしたりおしゃべりしたりした。
一緒にご飯を作ったのだが、あーでもないこーでもない言いながら料理をするのは楽しかったな。もちろん野菜たっぷりのご飯はとってもおいしかった。
他にも色んな人と合わせて頂き、思いがけない共通の知人がいたり、私がお力になれるかもしれない方がいたりして、すごく満たされた気持ちになった。
3.後日談
実はインターン自体は3日間であっという間だったが、終わった後も、縁が合ってお付き合いは続いている。
後日談として2つある。
1つは都内のマルシェに出店しているため、友人を連れて遊びに行ってきた。マルシェ大好きなので、関心があった。
友人もお買い物して、満足。
2つ目は、私はボランティア活動として、地域のこども食堂に携わっているが、インターン先の野菜をおすそ分けとして、こども食堂に提供していた。
今回も同様に提供するねとお伝えしていた。
その後、ボランティアのSNSやHPに農家の紹介をしようと代表がおっしゃった。小さな団体だけど、少しでも宣伝になるのなら良いなと思い、彼も大変喜んでくれた。
そして何と!来月も野菜を提供いただけると!なんて幸せなんだろう。
彼の負担にならないように、食べられるけど市場では販売しづらいB品やC品で、かつ丁寧な洗浄やカットも不要な旨伝えた。
①農家のメリット
・フードロスの解消
・農園の宣伝
②ボランティア団体のメリット
・野菜が手に入る
③参加者のメリット
・有機野菜を食べられる機会を得られる
④私のメリット
・機会提供を出来た自分への満足感
何か大きな仕事になるかといったらそうではない。全てはご厚意だと思う。だけど、温かい気持ちになった。こうやって人の役に立ち、それが私自身の仕事になっていけばいいなという感覚を学べた。
4.思いや哲学に触れて
若くてキラキラしていた農場長の彼は、信念をもって生きていて、強さを感じた。
これだと思って、やりたいことを、今できることを精一杯やっている。すごく楽しそう。そして冷静に自分を分析している。
2020年は色々と大変じゃなかった?って聞いても、決して悲観的にならず、何とかなっていたよって。きっと彼のバイタリティと人柄がピンチすらチャンスに変えるんだろうなって伝わった。
色んな縁やひょんな事からお仕事になっているよう。
色んな人をつなげてくれた彼、あたたかい気持ちにさせてくれた彼に感謝したい。
私は改めて、人と人を繋ぎながらやっていく事が大好きなんだなっておもった。ケミストリーというんだろうか。心が躍るんだよね。
私が繋いでもらって助けてもらったのは全て人の縁なので、今度は返せるものは返し、また新しい人に出していきたいと思う。
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