農業インターンシップに参加して Part4
モラトリアム期間中の私。またまた農家にインターンシップに行かせていただいた。4件目!
経緯や過去のインターンについては以下の記事に記載しています。
1.作業内容
1日目
雨だったため、ハウスでの作業。サツマイモのカット。
→収穫済の大量のサツマイモ。紅あずまと紅はるかの2種類。焼き芋屋さんに卸すとの事で、サイズを選別しながら、根っこや虫食い箇所をカットしていった。
2日目
トマトの梱包、出荷準備
→なんと大量の種類のトマトがあること!形、色様々で見ているだけでテンションが上がった。出荷先に応じて、パックの形、ボリュームがあって、図ってパッキングし商品名のシールを貼った。
サツマイモのカット
→昨日の続き。あまりにも量があるので作業継続
サトイモ
→サトイモ収穫。こちらは機械で掘って、掘った芋を親芋から分けて、根っこを切っていく。地元の子供が来ていて、楽しそうに収穫していた。
3日目
サツマイモのカット
→昨日の続き。なんと私は終わらせたのだ!達成感!あんなにあったのに!
収穫体験の準備
週末に体験型のイベントが開催されるとの事で、そのうちの一つサツマイモの収穫の準備。サツマイモは立派なツルがなっているので、先に切って回収して、畑の端っこによける作業を実施。イベント参加者は掘ればよいだけの状態にした。
鎌を片手にツルをばっさばっさ切りながら、雪だるまを作るようにツルをまとめていく。
20歳の農業専門学生が2人来ていたが、作業ピッチは私のほうが格段に速かった。ちょっとだけ自信になったぞ!
夏野菜のポール回収
唐辛子やピーマンがなっていた支柱を回収し束ねる作業。ひたすら抜いて、長さごとにまとめる作業。
4日目 イベント当日のサポート
収穫前に、自分でサツマイモを選んで、ホイルに名前を書いて、石焼き芋の機械に投入。
私は、収穫した野菜を入れる袋を渡したり、収穫のサポートしたり、質問に答えたりした。
収穫野菜は以下
・大根 1組2~3本
・カラフル人参 1組20本
・白菜 1組2~3個
・サツマイモ 1組5株
・サトイモ 1組2株
実際の収穫体験は、盛りだくさんだし、子供たちが楽しそうに取れたーって言っているのが面白かったな。
あとは普段売っていない作物に関しては大人が珍しがっていた。
番外編 イベントサポート
4日目に参加したイベントと似たような形式だったが、どうやら3回シリーズの3回目らしい。種まき・定植、間引き、収穫との事。
収穫物は以下
・大根2種類 1家族2~3本ずつ
・カラフル人参 1組20本
・白菜 1組2~3個
・キャベツ 1組2~3個
・赤カブ 1組2~3個
・アレッタ 1組2~3個
子供が中心のため、掘りだすとハマって次々抜くと。気持ちは分からなくもないな。
2.思いや哲学に触れて
生産ももちろんだが、レストランや、イベントや体験型など人を呼ぶもの、教育など、人との交流を事業の中心に置いている印象だった。
やりたい事を話して協力を仰ぐ、人を巻き込んで形にしていく姿は素敵だった。
地域のコミュニティ作りの一環としての活動もされており、発想が豊かだったし、ワクワクした。
イベント当日は、メディアも来ていたし、注目を浴びているんだと思う。
都市近郊にこういった場所があれば、来たいと思うし、都市では得られない体験が出来ると思うので、大変価値があると思う。
3.思ったこと
イベントのお手伝いはボランティアなので、特に報酬は出ないし、交通費も自己負担。
だけど、裏側を経験させてもらって、教えてもらえる機会と、昼食とお野菜の持ち帰りが報酬かな。都心に住む私にとっては自然や土に触れることも大きなメリットだと思う。
ちょっと前の私だったら、報酬出ないのに働いたり、ボランティアなんてありえない!って思っていたけど、考えが変わった。もちろん私側のメリットがあるからというのも大きいが。それでも前の私は選択しなかったであろう。
自分の変化を感じた。4件の農家、1件のお花農家にお世話になったが、目的は達成できたのではないかと思う。
・今まで出会わなかったタイプの人たちとの出会い(ビジネスマンから農家)
・今までの環境とは180度違う場所に身を置くこと(ビルや自宅から畑)
・自然にふれること(都心から畑)
・生産の尊さを直接感じる事(いつも消費ばかり。生産の現場と生産者の思い)
・農あるくらしの実現性
これらを実施することで、自分の既成概念を取っ払い、多視点から物事を見られるようになった。考えも変わったと思う。
いったん農家へのインターンプロジェクトは終わりかな。ちょうど寒くなるし。
今まで繋がった農家さんの所に遊びに行ったり、お手伝いに行くことはするかもしれないが、それは楽しみたいと思う。
貴重な機会に感謝したい。これから自分の進む道に必ず必要となってくる経験だと思う。
人からは、「え?農業?」ってびっくりされるけれど、明確な理由があったから。だけど、人の目は気にしない。自分が楽しいかどうか。少しは絶対評価な自分に近づけたかな。