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爪を食べちゃった

やすらぎの郷から目が離せない。
毎日欠かさず観ている。ネタバレになるけど、姫こと八千草薫さんの、戦時中のお話が凄すぎる。
戦地に赴く恋人と過ごす前夜に爪を切ってあげたらしいのだが、
その爪を今でも大事に持っていると言うのも生々しいが、恋人が戦死したと知ったとき、少し食べちゃったのよね‥‥と、屈託無く喋る姫。なんてドラマだ!とびっくりしたと同時に、そこに当時の人じゃないとわからない思いが全て詰まっているような気がして、ただただ、ずんと心に来た。
我慢しなくてはならない、時代に翻弄されるだけ。そんな時人間は怒りを誰にもぶつける事が出来ずに、静かに消化するだけなのだろうか?
恋人が死んで自分だけ生き残ると言うのは、どう言う気持ちなのだろうか?

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