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セシルのもくろみと女ってものは

セシルのもくろみの真木よう子が、いきなりモデルとして自信が湧いてきたシーンが良かった。素敵!!って言われることを心の中で待ち望んでいたからだ。それまでは、そんなことどうでも良かったのに、徐々に欲が出てくるところが面白い。

女は生まれた時から誰かと比較しながら生きている。顔やスタイルは初めから決まっているから、他の事で勝負しようとする。常に隣の女性と自分を比べる。本当に女ってものに生まれ疲れを感じる。

綺麗になるなんて自分とは無縁のものと思って、変に男気とか筋を通す生き方をしても、心のどこかで羨ましいと思っている。そんな生き物。

結局、筋を通すのは勝手だが、お姫様になりたいのだ。

もし、綺麗になることを辞めてしまえば、そこで置いて行かれる。ただのおばさんになるだけ。勿論、頭の良さもあるだろうけど、それはあったほうが良いけど、外見を褒められるのが一番嬉しいのだ。

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