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母の統合失調症の症状を初めて感じた時、私は小学校1年生でした。

私の母は、統合失調症と診断されています。
今日は私が母の統合失調症の症状を感じ始めた時のことを書こうと思います。
私の幼い頃、私たち家族は父、母、姉、私の4人で住んでいました。
小学校1年生の時、父の転勤で、引越しをすることになりました。
私は新しい生活が始まることにワクワクしていて、寂しさや不安は少しもありませんでした。
引越しが終わってしばらく経ったとき、母が近所の人のことを悪く言っていて、おさな心に、「そうかなあ、そんなことないけどなあ」とぼんやり思っていました。私の目にはみんな優しくて、いい人に見えていたので、なんでお母さんはこんなこと言うんだろうと不思議に思っていました。
この頃から、お母さんのことを変わってるなあと、時々感じ始めました。
今思えば、この頃にはすでに軽度ではありますが、統合失調症を発症していたのかもしれません。そんな中での引越しは、大変だっただろうと思います。
さらに7歳の私と10歳の姉のお世話をしながら準備をしたのですから、想像を絶する大変さです。父は仕事で留守がちでしたから、限界を超えてがんばるしかなかったのだろうと思います。
私の母は統合失調症を抱えながらでしたから、本当に大変だったと思いますが、世の中の、いわゆるふつうのお母さんも、家族のために限界を超えてがんばることが多々あると思います。そのことに思いを馳せると、胸があつくなります。
みなさん表では笑顔で過ごしていますが、涙を流して踏ん張る日々があることと思います。世界中のお母さんに、感謝と敬意を表したいと思います。
(もちろん、お父さんも頑張ってくれていることはわかっておりますが、今日はお母さんの苦労を労いたい気持ちでおります。お父さんたちの素晴らしさは、また別の機会に書きますね。)

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