アカシアの日記(11)　令和3年3月19日 ◆2021年春の流行色は！？

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アカシアの日記(11)　令和3年3月19日
◆2021年春の流行色は！？
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◆編集後記（プライベート日記）
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◆2021年春の流行色は！？

3月19日。最高8℃。最低0℃。くもったり晴れたり。

「函館って天気が変わりやすいね」と言われたことがある。

両側が海だからかな。

たしかに函館の天候はくるくる変わる。

晴れていたと思ったらいっきに雨雲が来たり。

どーんと暗い曇天が突然晴れ渡ったり。

天の心はわからないけれど、変わりゆく光景にいつもときめいていることだけはたしか。

そう、変わるものって心ときめく。

自然の色は変わるのが常態。だから季節ウォッチングが楽しいんだな。

日々うつりゆく色彩はほんとにキレイ。

人工の色もまたうつりゆく。

ファッションの色なんてまさしくそうだ。

ファッションの世界には流行色がある。

流行色というのは決められている。

パリに本部があるインターカラーという機関で実シーズンの二年前に、世界情勢などをかんがみて決められている。

どうして二年も前に決めるのか。

色を決めてから、われわれのところにそのファッションが届くまで二年かかるからだ。

インターカラーが流行色を発表。

ファッション情報会社がカラーパレット発表。日本ではJAFCA（日本流行色協会）から。

そして糸から染める。

布になる。

パリのプルミエールヴィジョン、日本ではジャパンクリエーションなどの素材展が行われる。

実シーズンの素材やカラー構成が予測されていく。

素材が服になり、世界各地でオートクチュールとプレタポルテのコレクションが行われる。

ここで提案されたスタイルが広がっていく。

アパレルがそれに基づき服を作り、

アパレル展示会が行われ、バイヤーが発注し、

雑誌で予測され、

そして各店舗に商品が届き、陳列する。

インパクトカラーをフェイスアウト（服が正面を向いた状態）で置いたり、

たとえば今回みたいなトーンの流行（2021年春はペールトーン）であれば、スリーブアウト（袖が正面を向いた状態）でずらりと並べて色調表現をしたりする。

そこから顧客は色彩情報を得る。

購買意欲が刺激され、わたしたちがそれを買う。着て歩く。

実シーズンの到来だ。

ここまでに、二年かかる！

ファッションにはいろんなシーズンがあるけれど、やっぱり春のシーズンインはおもしろい。

この時期のELLEやVOGUEはマストバイである。

時間がなくても表紙だけはチェックしてほしい。

「いま」が何色なのかがわかる。

わたしの手元にあるVOGUE4月号の表紙はけっこうすごい。

バッグはうすいエクリュ。赤みアイボリー。彩度は低い。白に近い。

モデルさんが花がデコラティブについたレース仕立てのような水着的ファッションをしている。

フワフワしていて夢のような素材感だ。

色は、黄みのあるうすい白と、うすいコーラルピンクと、うすいバターイエロー。

白とピンクとイエロー。

どれも強力なこの春の流行色だ。

ピンク目白押しで今年流行っているけど、

くすみピンクと淡いピンクが今年っぽいように思う。

とくにちょっとオレンジ風味の「うすいコーラルピンク」がＶＯＧＵＥの表紙からも測色できる。

こんなかんじかな。

コーラルピンクってまさしく珊瑚の色である。

トーンは淡い。

ペールトーンである。

ほんとうは複雑にいろいろな流行色があるが、ぱっと表現するとしたらやっぱりこの三色だろうな。

ちなみに文字はゴールド。少し赤いゴールドだ。

こういう雑誌は最初の広告がおもしろい。

各社本気の撮影、本気のデザイン、本気の配色によるすばらしく格好いい見開き広告が何ページもつづく。

ＧＵＣＣＩ。

ＤＩＯＲ。

ＰＲＡＤＡ。

ＧＩＯＲＧＩＯ　ＡＲＭＡＮＩ。

ＤＯＬＣＥ＆ＧＡＢＢＡＮＡ。

ＣＨＡＮＥＬ。

ｍｉｕｍｉｕ。

ＣＥＬＩＮＥ。

まだまだ続く。きりがないのでこれくらいにしておくが、どのページにもふんだんに陽光あふれている。春の光が満ちている。ペールトーンが輝いている。

さあ、冬服を脱ぎ、街へ出よう、と言っているのだ。

わたしはそんなまぶしいＶＯＧＵＥを、

ダークカラーのぶあついダウンコートを着ながら、

そっとレジへもっていくのだった。

まだ寒いから冬服は脱げないのだよ。

でも、雑誌を買うという春への参加方法もあるのだ。

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編集後記
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実は作詞塾に入りまして、

あと数か月で自分が詞を書いた曲が発表になります。

秋元康作詞塾に入っていたくらい、

作詞に興味があったので、

いよいよという感じでやっております。

好きなこと、っていうか、ほんとに好きなことをザッピングして自分の未来の人生の日々をつくっている感じです。

自分にうそをいっぱいついてきたので、もうほんとうに本音でやっていく。

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最後までお読みくださいましてありがとうございました。

本日も皆様にとって彩り豊かなすばらしい日となりますように！

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発行者：吉田麻子

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