口蓋扁桃摘出術 体験談2
入院・手術日程
病院や経過によって差があるようですが、私の場合は手術前日から術後8日間の入院で、期間は10日間でした。
コロナの影響で面会が全面禁止、適宜着替えなどの必要なものを家族が持ってきてくれる時も顔を合わせられず、スタッフの方に運んでいただく形式がとられていました。
術前検査
入院1週間ほど前に病院へ行き、術前検査を行いました。
入院を決めてから2回ほど受診しましたが、抗生物質を飲み続けたおかげで喉の炎症(膿栓がなくなりました)が治まり、熱などの症状もなくなったため、このままの状態を維持できれば手術が受けられると言われていました。
術前検査の内容は採血と尿検査、心電図がありました。
検査当日かなり気温が低かったのでタイツを履いていたのですが、心電図の検査は足首を出さなければならず、ちょっと失敗したなと思いました、、
最後に先生とお話をして、入院当日まで体調管理を徹底するように、と。
ちなみに検査代は当日の会計に含まれず、入院時とまとめてくれるようでしたので、その日の支払いは400円しかかかりませんでした(笑)
入院1日目(手術前日)
受付で書類提出のあと、10日分の入院荷物一式を持ったまま、待合室へ!
家族が車で病院まで送ってくれたのですが、一緒に病棟へはいけないため、あっけないお別れとなりました…
コロナの影響で、入院当日に肺のCT検査が必要でした。
耳鼻科の入院なのに肺を調べるのは不思議な感覚…
諸事情で今年は会社の健康診断を受けられなかったので、いろいろと調べてもらえてラッキーだと思いました(笑)
CTに問題がなかったので、そのまま病棟へ案内されます。
個室希望を出していなかったので、大部屋になりました。
部屋に入った感想としては、最新設備が整えられている、というよりは「必要最低限」という感じでした。
コロナ禍での共同生活とはなりますが、病室はカーテンで仕切られているため、特に感染対策のために制限されていることはありませんでした。
はじめはマスクを24時間つけなければいけないのかと思うと憂鬱でしたが、廊下に出るとき以外は外してもいいとのことでした。
10時半頃に部屋につき荷物を整理したあと、シャワーの許可がおりました。シャワーを利用できる時間が決められており、看護師さんから今からどうぞと言われたタイミングでの利用が許可されていました。
このとき私がうっかりしていたのが、バスタオルを準備していなかったことです…手術中に使うバスタオルを持ってきてと言われていたのですが、なぜかそれ以外は用意してもらえるものだと勘違い(汗)
手術中の分が自前なら、普段用も自前だと気づけるはずなのですが…
入院に慣れているからといって持ち物の確認をしっかりしないのは良くなかったです、前と同じ病院ならまだしも…全然違う場所なのに!(笑)
シャワー後、入院に関するルールなどの詳しい説明や同意書のサインなどがありましたが、ほとんどは漫画を読んだりゲームをして過ごせました。
翌日9時からの手術で、食事制限は前日22時以降の食事が禁止。
22時から当日の朝7時までは水分補給としてOS-1だけが許可され、7時以降は飲み物も禁止になりました。
OS-1は初めて飲んだのですが、全然まずいと感じなかったです。
水分不足のときには美味しく感じると聞いていたので、水分が足りていない状態だったのかもしれません。
手術当日・朝
朝食が食べられないので、特にすることもなく、洗顔と歯磨きを済ませ病衣に着替えました。
その日は最悪なことに生理と重なっていたので、念のため夜用を準備!
髪の毛が邪魔にならないようにする帽子をかぶり、点滴をした状態で歩いて手術室へ向かいました。
手術室に外来でお世話になった看護師さんと、超ベテラン風の看護師さんがいて安心したことを覚えています。
自前のバスタオルが引かれた手術台に仰向けで寝ます。
全身麻酔の手術は3回目だったので恐怖感はなく
「あとは寝てれば起きたら終わってる〜」
とのんきに思っていました。
酸素マスクを装着され、深呼吸します。
途中から麻酔っぽい匂いを感じて、意識が遠のいていきます。
※ ここでまだ意識があるのに目を閉じてしまうと、痛みを感じるのではないかと思い、ギリギリまで目は閉じないようにしています。(無駄努力)
目がさめると、まだ手術台の上にいました。
口を開けてくださいと言われ開けると、自分の口からチューブのような何かが出てきました。
ストレッチャーで病室まで運ばれると、自前のバスタオルをつかんだ看護師さんたちがせーので病室のベッドへ移動させてくれました。
そのときの記憶が少し曖昧ですが、唇と舌、喉に違和感を感じたことを覚えています。
予想していたような激しい痛みがなく、まだ麻酔が効いているのだな、と思いました。
痛みはないもののぼーっとする感じがあり、酸素マスクをつけられている状態で起き上がってはいけません。
枕を敷くと吐き気が出ることがあるようで、枕なしで仰向けの状態が苦痛でした。
また、看護師さんが話しかけてくれることに返答したいのですが、うまく声が出せませんでした。
1時間後、トイレの許可が出ます。
吐き気などの症状がなかったので、点滴棒をつかみながら歩いてトイレに行けました。
口の中の違和感や声の出しにくさに変化はありませんでしたが、とりあえず第一関門の自力トイレを突破できてよかったです。
(とにかく生理が不安だったので…)
手を洗うついでに、うがいをして出血がないかの確認をしました。
出血がなかったので、そのまま病室に戻りました。
その後水を一口ずつ飲んでみて、吐き気がないことを確認すると、水分は自由に取っていいと言われました。
残っていたOS-1を飲んだのですが、少し喉に刺激があるように感じ、普通の水に切り替えました。
手術当日・昼
水を飲んだあと、暇とだるさで数時間眠りにつきました。
その間、摘出した扁桃と共に先生が病室に来てくれていたそうなのですが…
扁桃を見せに行ったけど寝てたから起こさなかったよ〜と言われましたが
別に見たくなかったのでいいタイミングだったと思っています。
私の扁桃は研究のため大学に引き渡されたそうです。
(事前に同意書にサインをしています)
手術当日・夜
手術当日の夕食からおかゆ生活が始まります。
人生初のおかゆでした。というのは嘘で本当はまったく手をつけませんでした。看護師さん、作ってくれた方ごめんなさい( ; ; )
具のないお味噌汁をゆっくりいただき、ヨーグルトを10分以上かけて食べました。
喉の痛みで食べられないのではなく、いい歳して単純な好き嫌いで食べられないことが本当に恥ずかしく惨めに思えました…はやくおかゆ生活から脱出したい、とばかり考えていました。
学校の給食を残してばかりだった昔の自分を思い出します…
あの頃よりはだいぶ克服したのに!!
喉の痛み以外の状態としては、ご飯を食べたあとくらいから
LINEやインスタのDMに返信できるくらいになりました。
それまでは麻酔の影響なのか生理のせいなのか不明ですが、
画面を見るのも嫌なくらい若干具合が悪かったです。
この体験談、体調に関してはもちろん個人差はありますが、私の場合生理痛が邪魔してあまり参考になりませんね、、(笑)
点滴が繋がれていることもあり、手術前日のように漫画を読んだり、ゲームはする気になれませんでした。
以上、 手術前日と当日の体験についてでした。
Me duele la garganta.
(私は)喉が痛い。
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