俺のロックスターはとっくに死んでいた
俺は今年27才になった。
名だたるロックスターたちが27才でその生涯に幕を下ろしている。
もちろんロック界を牽引している伝説が未だに生きていたりもしている。
俺のロックスターはバンドを知りだした高校1年生の時に、
俺の知らない間に
42才で死んでいた。
それを知ったのは4年後のこと。
俺の背骨にイナズマでも落ちたのかと思った。
ずっとボーカルをやってるが、俺のロックスターになった男はギタリストだった。
そのギターリフで何千人も斬ったのかと疑うほど、
聴いたことのない爆音で、
俺の心臓を切り裂いた。
未だに生きている伝説と既に死んでいるロックスターが
共鳴していたバンドが日本にいたことに感動した。
答え合わせをするまでもないと思う。
けど、今の10代や20歳前後はそのバンドのことを
知っているんだろうかと悲しくなる。
今のバンドシーンは寒くなってしまった。
いや、一概には言えない。
現代の最先端と言われる音楽が俺は気に食わないだけ。
もう久しくフェスに行ってない。
ラインナップを一応見るが、
昔と比べて嘆いてしまう。
学生の頃そのバンドのコピバンを組んでいたが、
人気曲だけカバーしていて、
深く知らなかった。
今もそんなに知らないと思う。
Apple Musicに挙がっているアルバムは全部聴いた。
全部聴いてもわからないことだらけ。
なのに、抑えられない衝動に駆られる。
YouTubeに過去のライブ映像がたくさん挙がっているが、
中断や中止になっているものもある。
悪天候によるものではない。
モッシュやダイブ、人の雪崩。。。
体調不良や吊ってる照明が落下する恐れなど、
命の危険で中断、中止になっているのだ。
俺の世界で一番敬愛してるバンドはNICO Touches the Wallsだ。
けど、そのバンドには不思議な気持ちを抱いている。
どんなけ長生きしても復活ライブを見に行くことができないし、
どれだけ音楽が発展しても、そこには辿り着けない。
サンボマスター、10-FEET、ストレイテナー、
9mm Parabellum Bullet、THE BACK HORN、
Base Ball Bear、RADWIMPS、THE YELLOW MONKEY、
RIZE、BUMP OF CHICKEN、a flood of circle、
チャットモンチー、YUKI、椎名林檎、木村カエラ、Superfly、
ASIAN KUNG-FU GENERATION、フジファブリック、
SUPER BEAVER、The BONEZ、FoZZtone、ONE OK ROCK、
UNISON SQUARE GARDEN、ELLEGARDEN、the HIATUS、
THE PINBALLS、GOLLBETTY、きのこ帝国、、、
もうええか笑
俺の好みがわかるね笑
高校の時、実家で母親が飯作ってるリビングで、
YouTube観ながら暴れ回して汗だくになった。
なんか俺もちょっとだけ大人になったのか、
好きだったバンドもおじさんたちになったのか、
あの時の興奮を探して今もバンドをやっている。
遠い過去みたい。
おそらく日本のオアシスと言っても過言ではないバンド。
人気絶頂の最中解散。
いやマジでオアシスのBPM上げてみ?笑
本当に俺より若い世代が知らないなら教えてあげたい。
なにこれむちゃくちゃやん
って言われるかな。笑
そうやとショックですが、
日本では流行らないと言われたガレージロック(ジャンルはよくわからない)
で時代を世界を変えたロックバンドであると自慢してやりたい。
俺のロックスターは30歳でメジャーデビューしてる。
諦めたくないよね。
とにかく、
俺のロックスターには
もう逢えないことが
唯一の救いであると
なぜかそう想える。
誰もそいつを超えられないから。
安心して俺らは旅を続けられる。
最後まで読んでくれてありがとう。