情報空間上のトライブ。中央集権型から自律分散型へ
人間はいつの時代も無意識にトライブを形成し協力しあって生きてきた。
中央集権型のみの貨幣システムから、自律分散型のデジタルカレンシーに移行するように、
私達の部族意識も情報空間へと移行し権威も一人一人に分散され相互作用しながら発展するようになった。
これを情報空間上のトライブと呼ぼう。
昔は、日本の〇〇村の私、〇〇会社の私、〇〇教の私、というどちらかというと土着的で固定的でいて中央集権型トライブ意識を持っていて、それが自分のアイデンティティになっていた。
だけどインターネット登場以降は帰属するトライブの先が情報空間上にあって、物理的な制限はほぼ受けない。
買い物は全てAMAZONで済ませる、韓国アイドルが大好きな、エストニアのデジタル市民の、日本人の私。とか、
SNSで世界中の好きなアーティストをフォローして毎日その人の活躍を身近に感じてて、そのアーティストの発信が近所のニュースより断然大事!生きるモチベーションになってる!とか。
人生に大きな事は望まない、ただ自分の大切な最小限のコミュニティの中で平和に暮らせたらもう何もいらない、とか。
神や宗教や国家が与えていたような集団意識や幸福感を、今では個人同士がが与え合い、自分で自由に複数選択して参加し、能動的に密に繋がっている。
日本人の私、より韓国アイドル好き!な私のアイデンティティのが断然大きい。
今、自分のアイデンティティは物理的制限を簡単に超えて、複数の情報空間上のコミュニティに帰属している。
繋がることも切断することも簡単なので流動的で制限もない。
情報空間上のトライブ意識に移行して大きく変わったのは、権力は一人の人だけが持つトップダウン式の中央集権型トライブから、
権威が各個人にある自律分散型トライブに移行し組織内に階層はない。
マクロの世界では情報は一生かかっても全てを知る事は出来ないくらいに毎日増え続けているけど、ミクロの世界ではそんな事を知らなくても自分が属するコミュニティ内で十分幸せに生きていけるようになった。
一人一人が自分の個性や価値観を持って自律していて、それが相互作用しあって日々新しい情報有機体が生まれている。
とりあえずメモメモ。
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