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【お悩み相談Vol.3】生徒や保護者との関わりに限界…教師を辞めるべきか悩んだ時の対処法


1. はじめに

こんにちは!私は、元中学校英語教員であり、現在はコーチとして活動している新川紗世(あらかわさよ)です。教員としてのキャリアを積む中で、「このままでいいのだろうか?」「もっと自分らしく生きたい」と悩むことが多くありました。そんな中、私自身も教員を辞め、新しい道を歩み始めました。

私が「お悩み相談室」を始めたのは、同じようにキャリアの悩みや迷いを抱えている方たちの力になりたいと思ったからです。

特に、教員という職業特有の悩みや、転職・キャリアチェンジに関する不安に対して、一緒に考え、解決策を見つけるための場を提供したいと考えています。

2. 本日のお悩み

〜以下、新川からの回答〜

藤井さん、こんにちは。このようなお悩みを抱えて、今とても辛い状況だと思います。長い間、教員として子どもたちに向き合い、保護者とも関わり続けてきた証拠ですね。心にも体にも、たくさんの負担を抱えながら頑張ってこられたことがうかがえます。

子どもたちや保護者に全力で向き合うことは、とても尊いことですが、時にはその重さに押しつぶされそうになることもあるかもしれません。

「もう限界かもしれない…」

そう感じることがあっても、決してそれはあなたが弱いからではなく、それだけ真剣に取り組んできた証です。

とはいえ、まず考えてみるといいことは、「どんなところが限界なのか?」ということを言語化してみてください。考えるだけでなく、ぜひ文字で書いてみましょう。

例えば、次のようなことを書いてみると、自分の気持ちや状況がより明確になるかもしれません。

  • 「どんな時に特にストレスを感じるのか?」

  • 「生徒や保護者とのやりとりで、どんなことが自分にとって負担になっているのか?」

  • 「自分が本当はどう感じたいのか、どうありたいのか?」

  • 「何が自分にとって理想的な職場環境や仕事のスタイルだと感じるのか?」

こうした質問に答えていくことで、自分が本当に限界を感じている部分や、その背後にある自分の希望や価値観が見えてくると思います。書き出すことで頭の中が整理され、次の一歩を考えるヒントになるかもしれません。

35歳、これからだっていろんな道がある

「教師しかやってこなかったから、他に何ができるのかわからない」という不安、よくわかります。私も教員だった頃、同じように感じたことがあります。私自身も、教員を退職したのは34歳です。そこまで教育しか携わってこなかったので、同じように考えたことはありました。

でも、実際には藤井さんの持っているこれまでの経験やスキルは、たくさんの場面で活かせるんです。

では、どんな経験やどんなスキルが今後に役立ちそうなのか、を考える際、まずやるべきことは「自己棚卸」です。スキルを書き出してみる、というワークが、公式LINEのプレゼントから得ることができますので、ご参考にしてみてください。

今すぐ辞めなくてもいい

今、すぐに「辞める」という決断をしなくてもいいのではないでしょうか。もしかしたら、今の学校を離れて他の環境で働くことで、また新しい活力を取り戻せるかもしれません。

ただこれに関しては、人によって違います。藤井さんが、今何を大切にしたくて、何を基準に今後のキャリアや人生を選択していくのか、そこを明確にしていく必要があるかもしれません。

それらを考えるために、一旦異動や休職を検討して、自分のペースで一歩一歩進むこともひとつです。私たちは、「教師でいるため」だけに働いているわけではありません。この先の長い人生を考えたとき、一旦立ち止まることって本当に大事だと思います。

自分を見つめ直す時間を

今、この状況をどう乗り越えればいいか迷っていると思いますが、まずは「自分がこれまで何にやりがいを感じてきたか」「どんな時に力を発揮できたか」を少し考えてみるのも一つの方法です。自己分析をすることで、今の悩みを整理し、次のステップを見つける手助けになるかもしれません。

一人で抱えないで

そして、最後に、あなただけでこの悩みを抱え込まないでください。相談できる人やサポートを受けられる環境を見つけることで、少しずつ心が軽くなることもあります。周りに助けを求めることは、決して弱さではなく、大きな一歩です。

3. おわりに

日々、皆さま悩みは尽きないものだと思います。

こちらのお悩み相談の募集は、毎月10~20日、採用されたお悩みについて、ご回答させていただいております。

これ以外にも、個別相談や体験セミナーも随時開催しています。お悩みをもっと深く話したい方や、これからのキャリアについて具体的なアドバイスが欲しい方は、ぜひお気軽にご参加ください。一緒に次のステップを考えていきましょう!

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