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【お悩み相談Vol.5】勤務環境の変化でモチベーションが低下…教員を退職した方々のその後のキャリアとは?
1. はじめに
こんにちは!私は、元中学校英語教員であり、現在はコーチとして活動している新川紗世(あらかわさよ)です。教員としてのキャリアを積む中で、「このままでいいのだろうか?」「もっと自分らしく生きたい」と悩むことが多くありました。そんな中、私自身も教員を辞め、新しい道を歩み始めました。
私が「お悩み相談室」を始めたのは、同じようにキャリアの悩みや迷いを抱えている方たちの力になりたいと思ったからです。
特に、教員という職業特有の悩みや、転職・キャリアチェンジに関する不安に対して、一緒に考え、解決策を見つけるための場を提供したいと考えています。
2. 本日のお悩み
校種が変わり勤務形態が変わったことでモチベーションを保つことが難しくなりました。転職を考え始めていて、教員を退職されたあとみなさんがどのように過ごされているのか知りたいです。
〜以下、新川からの回答〜
しろさん、ご相談ありがとうございます。校種や勤務形態の変化でモチベーションを保つのが難しくなること、よくわかります。環境が大きく変わると、これまでのペースややりがいが変わってしまい、気持ちが揺れることもありますよね。
校種が変わるメリット
ただ、2つの校種を経験することには、実は大きなメリットもあります。例えば…
幅広い教育スキルが身につく
異なる年齢層の子どもたちや、それぞれの校種の特性に対応する経験は、教育者としての視野を広げ、柔軟な指導力を養います。新しい人間関係やチームでの適応力が身につく
違う環境で働くことで、新たな人間関係を築きながら協力していくスキルが磨かれます。これは、教員だけでなく、他の仕事でも強みになります。
こうした経験を持つことは、今後どんなキャリアを選ぶにしても大きな財産になります。このように、現状を少しポジティブに捉えることで、新たな選択肢を考えるヒントが見つかるかもしれません。
教員を退職された後、どんな道を歩んでいるか
まず、教員を退職された方々のその後についてお話ししますが、皆さんそれぞれ異なる道を歩まれています。ただ、一つ共通しているのは、多くの方が教員として培ったスキルや経験を活かして、新しいキャリアにチャレンジしているという点です。
一部を紹介しますね。
教育関連の仕事 退職後も教育に携わりたいという方は、企業内研修担当や教育系のNPO、塾の運営などで活躍しているケースが多いです。教員の経験をそのまま生かしつつ、新しい形で教育に貢献しています。
コンサルタントや研修講師 教育現場でのリーダーシップや組織運営のスキルを活かし、企業向けの研修やコンサルティングに転職するケースもあります。コミュニケーション能力や問題解決能力が重宝されています。
キャリアチェンジをして新しい業界へ 中には、全く別の業界に飛び込む方もいます。教員としての経験は、他業種でも十分に価値があるスキルです。営業職、カスタマーサポート、さらにはクリエイティブな分野に転身した方もいらっしゃいます。
教員を退職した後、私が歩んだ道
現在は、会社経営をしながら、民間企業や大学の職員研修をしている私ですが、私も教員を退職したあとすぐは、さまざまな仕事を経験しました。
どの仕事も、教員時代に培ったスキルを活かして取り組むことができました。以下に、私の経験をご紹介します。
1. 法人のSNS運用(業務委託)
教員時代のスキル
生徒や保護者に分かりやすく情報を伝えるスキル
コミュニケーション力と情報整理力
活かされた力
SNSの運用では、情報をわかりやすく発信する力が重宝されました。教員時代に培った「伝える力」や「まとめる力」が、ターゲット層に響くコンテンツ作成や運用計画に役立っています。
2. オンライン英会話のスタッフ・営業
教員時代のスキル
生徒の学びをサポートする力
外部の方々と連携してイベントや行事を進めた経験
活かされた力
英会話の運営では、学ぶ人の気持ちに寄り添いながら提案をする力が必要です。教員時代に「生徒に寄り添う」姿勢を磨いていたことが、営業でも活かされています。
3. Webライター
教員時代のスキル
授業資料や保護者通信など、文章をわかりやすく作成する力
多様な情報を整理して構成する力
活かされた力
ライターとして必要な文章力や構成力は、教員時代の資料作成や文章表現の経験が土台となりました。また、情報を正確にわかりやすく伝える力も強みになりました。
教員の経験は、新しい仕事の土台になる
これらの仕事を通して改めて感じたのは、教員時代の経験やスキルが、どの仕事でも強みとして活かせるということです。
皆さんもぜひ、自分がこれまで培ってきた力を振り返り、どんな分野で役立てられるかを考えてみてくださいね!
転職を考える前に
モチベーションが低下しているときには、「次にどんな仕事をしたいか」「何に喜びを感じるか」を考えてみることが大切です。教員というキャリアを続けるにしても、転職をするにしても、自分の軸を見つめ直すことが、次のステップを明確にする助けになります。
3. おわりに
日々、皆さま悩みは尽きないものだと思います。
こちらのお悩み相談の募集は、毎月10~20日、採用されたお悩みについて、ご回答させていただいております。
これ以外にも、個別相談や体験セミナーも随時開催しています。お悩みをもっと深く話したい方や、これからのキャリアについて具体的なアドバイスが欲しい方は、ぜひお気軽にご参加ください。一緒に次のステップを考えていきましょう!
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