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氷結

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【Soundcloud】


【解説:mass Hasegawa(曲と演奏とほか全部)】

この曲は、1コーラスシリーズとして最初にまとめて書いた曲のストックが切れたところから始まりました。最初の曲たち(パリパリバー〜ドラレコ)は、自分のルーツであるロックとSayjickのルーツであるパンク仕立てに、その頃サポートをやり始めたファンクバンドでのテイストを入れて書いていました。そこから一転して大きく空気を変えたいなと思い、どんなジャンルを作ろうかと思索しました。
ロックがメタルへ、パンクはハードコアへと過激さを増して行くように、自分達の音楽が過激になるとどうなるのか、既に世の中にはそんなバンドが居ました。
9mm Parabellum Bulletですね。

クサメロ好きなら聞いとけとVampireというアルバムを聞かされて衝撃を受け、ライブ映像を視聴するともはや演奏すら放棄したパフォーマンスに影響を受けました。衝動的なようで実に計算されたカオティックさ、昔バンドメンバーが「各々が好きにやってたらこんな感じの音楽になる」と言っていたのに「それは違うよ!」と言い返したのを覚えています。
しかしこのバンド特徴的過ぎて、影響を受けた曲を作ればモロパクリになるタイプだなと思い、これまでの作曲活動では影響を封印してきました。だからこそ、こんなふざけた活動ならいいだろうと思い立って作りました。

ハードコア的な攻撃的裏打ちコードにクサメロのリフを載せると不思議と9mmになります。そしてBメロで落として段々上げると思ったところからの急展開、倍テンはカオティックを表現します。
「氷結」のタイトルが決まった上でフルバージョンを作っていったので、新たに足された2番でほろ酔いから泥酔へ移行し、ダウナーになるのを経由してまた泥酔する様子をイメージして展開を作りました。
2番のAメロは、僕が大好きなクソアニメ「悪魔のリドル」の1話ED「パラドクス」から拝借しました。スローギアと呼ばれるエフェクトを使用した裏打ちをこの頃に購入したGATEプラグイン「G8」を使用して再現しました。本物は高いし見つからないからね。酔ったときに世界が遅くなった感じしませんか?あれです。
AメロのブリッジやBメロには逆再生やディレイを用いてシューゲイザー系の表現法を使用してます。酔いも回って2件目に行く時のようにフラフラと階段を上がるようなイメージですね。僕は酔ってる時の記憶が床や地面ばかりです。うつ伏せで寝てたり前を見ずに歩いてたりで。つまり足元を見る=シューゲイザーだ!と言うわけです。
ギターソロにオクターブかけるのは9mmっぽいですよね。僕の録音ではオクターバーではなく2本重ねてますが、9mmはどうしてるのでしょうか?最近はアウトスケールの音を入れることにハマってますが、この録音の時点ではそんなにだったみたいで素直なスケール使ってますね。後半のオクターブフレーズもかなり9mmですね。Trigger辺りから雰囲気拝借してます。
大サビの展開はSupernovaの丸パクリ…にならないように前半ではレスリースピーカーをギターに通してます。飲み過ぎてダウナー状態を超えて何か悟ったような発言をしてる人いませんか?歌詞もそんな感じになってますしね。畳みかけるラスサビからのイントロフレーズ、そして3連符で崩れ落ちる。そんな感じの構成となってます。
サウンドメイクはFender StratocasterとMarshall JCM2000で作りました。SCHECTERやレクチも持ってるのでもっと9mmに寄せる事も出来たんですが、氷結の言葉通りの冷たさ、パッケージの青いイメージをした時に違うなあと思ったのでクランチ気味のサウンドでつくりました。そもそもゾクセトシャバのイメージには基本的に冷たいサウンドが合うと思ってるので、このサウンドが一番使ってますね。
そしてツインヴォーカル。非ヴォーカルの作曲でありがちな事ですが息継ぎの間が無い曲です。作曲者は「息継ぎなんて歌詞作る奴が考えろや」と言いますが、考えたら考えたで「そこで息継ぎはありえない」とか言うからタチが悪いね。それをなんとか解決するためこのような試みをしてみました。
ニコニコで投稿してた時はいくつかヴォーカルをやってみたりしてたのですが、他のプラットフォームで声を出すのは初めてだと思います。ニコニコではクソガキみたいな声って悪口書かれました。僕もそう思います。
そんな感じの曲です。9mmっぽいのって書いてて凄く自由で、なのに頭使うので凄く楽しいです。また作ると思います。パクリだなんだと言わずによろしくお願いします。でももう作ってました。


【解説:せーじっく(詞と歌)】

題名、「せ~じのスーダラ節」とどっちにするか迷った。

【おわり】

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