20220211 「おたーたん、えんえんえーん」
イヤイヤ期過激派の息子から食うダメージが寝る頃にはMAXに溜まって表面張力でギリセーフって感じ、なんとか堪えて一日を終えてる日々なんだけど、今日はもう寝るってときのそのギリのところにぽたぽたぽたとイヤイヤが落ちてきてじわじわじわっと想いが溢れてそのまま滝の如くドバドバーっと!ドバーっと!!大声でわんわん泣いた。
息子がびっくりして、「おたーたん、えんえんえーん?」「おたーたんおたーたん!!」と言ってギュッとハグしてきたけど、もうその溢れる勢いが止まらなくてご近所迷惑甚だしい大声で泣き続け部屋を出て玄関にうずくまって泣いた。オットが息子をなだめてリビングにとどめ、何を言うでもなく私の横に座り強く肩をさすって、落ち着くまでそうしててくれた。
色んなこと堪えながらも一生懸命一生懸命なのに日々はなんと地味なこと、こうも報われないものなのか。頑張って作ったご飯食べて欲しいよ、精一杯向き合って伝えた気持ち分かって欲しいよ、そこで寝転ばないよ、叩かない、つねったらダメよ、テーブルに登らないで、ご飯ちゃんと食べて、おてて合わせてごちそうさまでしょ、もうテレビおしまいの時間、お風呂入らなきゃ、歯磨きちゃんとしなくちゃ、もう寝るからおもちゃおしまいね、お願いね、お願いよ、もうおしまい、ね?おしまい、もうやめなさい!!!
それが毎日、毎日毎日毎日。分かるよ、相手2歳だもんね。ご飯なんて食べたくなきゃ食べないよね、そこらじゅうで寝転びたいよ、言葉で言い返せない分叩いたりつねったりしちゃうよね、テーブル登ってみたいし、ごちそうさまもふざけちゃうことあるよね、テレビずっと見たいよね、お風呂なんか入りたくないね、歯磨き嫌いだよね、寝ないでおもちゃで遊びたいよね、ね、分かるよ、分かるんだよそりゃ私だって。でも、一日中ずっと、これが毎日だと、いい加減報われたくなってくるんだよね。
息子の相手しながら夕飯の支度に取り掛かって、ようやっと出来そうな頃、あとは半熟卵を上からかけるだけって時、その半熟卵を作ってる時に息子が喚き散らし始めて、あ、ちょっと待って!待ってねー!とか言いながら半熟卵をなんとか仕上げたい気持ちが私にはあるわけ。向こうで息子が喚いてるという時に、そんな半熟卵なんてどうでも良いからすぐに駆けつければ良いんだろうけど、でも頑張ってここまで作ったご飯、最後にこの半熟卵が乗せられたら良くやったって自分を褒められる気がするんだよ。で、ちょっと待ってねちょっと待ってねって言いながら何とか出来上がった半熟卵。なだめた息子をテーブルにつかせて「どうぞ」と出すと食べないんだよね。「これ、やー」なんだって。結局良くやったって自分のこと褒められない。頑張って半熟卵作ったけど、つき返された器の中の半熟卵が冷めてくの見て、さっき慌てながらなんとか作ったこの半熟卵に何の意味があったんだと虚しくなるんだよね。
そういう感じ、本当そういう感じです。毎日。
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