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20220324 「ふっふーん」

息子は父さんのことを今までなぜかずーーっと「ふっふーん」と呼んでいた。母さんのことは、おたーたんと呼ぶのに何故か父さんのことは「ふっふーん」。

たしか、まだ全然おしゃべりが出来なかった時、「おとうさん」とうまく発音できなくて「ふっふーん」と呼び始めたんだったかと思うが、その後「おとうさん」と呼んでみる努力をすることなく「ふっふーん」と呼び続けた結果、「ふっふーん」が完全に定着してしまった。

しかし昨日から急に息子が父さんのことを「おとうさん!」とハッキリ呼び始めた。発端は私が息子に「おとうさんって言ってみて?」となんの気なしに尋ねたこと。息子も「おとうさん」と口に出して言ってみたところ、あれ?俺ちゃんと「おとうさん」って言えるじゃん!と突然気がつき、そこからいきなり「ふっふーん」から「おとうさん」呼びに変わった。私も、そんなはっきりおとうさんって言えるんかい!!と驚いた。

当の「おとうさん」は、突然に「ふっふーん」呼びが終わりを告げたことが寂しいらしく、「もうふっふーんって呼ばないの?ふっふーんって言ってみて?」と息子に掛け合っていた。その要望は残念ながら聞き入れてもらえず、完全に「ふっふーん」呼びは封印されてしまった。

なんか私もさみしい。


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