バチェロレッテ考察の新作書いたよ~ハオ君残念シーン&名シーン 本論
noteの有料機能は良いねという話を①でしていた。
自分の炎上した記事について、1万円化した記事については、自分で読み返す限りは何度読んでも画面の中の人物への愛情と激励しか感じることができず、温かい気持ちになるのだが、誰かが読んで傷つくだろうというのも頭では理解できなくもない。ナイーブな感性を持つ人を否定するわけではないのだが、笑って読んでくれたりなるほどねぇ、と距離を置いて読んでくれるような読者にしか読んでほしくはない。マウンティングとかルサンチマンとかいうものと自分の精神性はほど遠いつもりでいるのだが、それらが自分の心の中にないということが客観的に証明できない以上、それらの概念を取り沙汰するような人とコミュニケーションを取ること自体が不毛な時間となるので、ネットでも現実世界でもそういった人とは距離を置きたいと感じている。そう言った時に適切な値段設定をすることにより読者をある程度ゾーニングすることができる機能は便利だなと感じた。
ちなみにこの間の炎上で得たお小遣いは、家族全員が娘からもらった風邪で咳をしていて、コロナ禍なのでうかつに高齢の実親のヘルプも呼べず、夫は仕事、一日ワンオペ、自分も翌日大きな仕事でフラフラの時にお願いするしかない病児保育のシッター代に消えました…。
さて、バチェロレッテの考察であるがこちらの「だだっこぶたの小唄」というブログの考察が出色であり私の考察もこちらをふまえたものとなっている。引用を行うために先ほどもう一度読みに行ったら、#04が公開されていてこれもまた見事でうなってしまった。ただ彼女ほどは私は萌子氏に肩入れしていないし、そこまで彼女が物事を深く見ているとは感じていないのが違いだ。
黄氏の分析は上記のブログが的を射ていると思う。ホモソの群れを率いている、というのには笑ってしまった。まぁ、悪しきホモソを体現しているとまで私は言えないのだが、いい意味でも悪い意味でも男子校っぽい残念さ(を披歴している)ひとではある。ただ人間的な意味で非常に共感を抱く部分もある人物であり、バチェロレッテを見ていて自分の子育てで日々死んでいく女心をゾクゾク震わせてくれたのもまた黄さんであった。残念な部分を差し引いてプラマイゼロなのであるがガキっぽい所がまた可愛いと思えれば彼の魅力ではないだろうか。
では前置きが長くなりましたがハオ君の残念シーンランキング行きます。
残念ランキング4位
萌子を会議に呼んで「女性ならではの意見ですね」という面白くもないコメントを付けたハオ氏 完全にアフタートークの矢部っちの「萌子さんが曇り空を綺麗だという理由…それは、女性だからや」というコメントと同一。お萌さんがチベスナ顔をしなかったのは一重にハオ君にちょっと恋してたから。
残念ランキング3位
マラカイとローズがワンオンワンで落ちなかったあと、「何を基準で落としているの?」とぶっちゃけ質問をしてしまったハオ君。また男性だけのシーンで「どうなの?好きなの?それとも行けるところまで行こうと思ってる?」というぶっちゃけ質問をかますところ。悪いという訳ではないが上記ブログにあるような最短距離を走ろうとするビジネス指向(だったっけ)が読み取れ、セクシーさを感じなかった
残念ランキング2位
「シンデレラでいうブスの姉が争っているだけですね!」「ま、貧困層のみんなにはわかんないか」という軽薄な煽り文句をカメラの前であることも忘れ口走ってしまう完全にスネオ的なハオ君
残念ランキング1位
生け花。なんだあれはw良くできたプレゼンほど人の心を動かさないものはないですね、という典型的な例で逆に笑ってしまった。自治体公募のロゴマークでも作るときにああいうしてやったり感は醸し出しといてくださいよ。しかもドヤ顔してて爆笑してしまった。本当にありがとう。本当にあれは笑ったよ。本当に最高だったよ。ハオ君、風流に手を出してはいけない人かもしれない。
じゃあまあバランス取るために名シーンもいっておくか!
名シーン5位
登場シーン。深い声に穏やかでエレガントな物腰、知的な喋りで釘付けになった。その後、杉ちゃんに対して「行った方がいいですよ」と丁寧語でアドバイスをしている彼も大人の配慮と落ち着きが感じられて非常に格好良かった。しかしその後「シンデレラのブスの姉が!」発言で早々にメッキがはがれることになる。あり⁉メッキはがれるの早くないか⁉しかしあの洗練された物腰が彼が社会人生活で身に着けたものだとしたら素晴らしい。
名シーン4位
ラストシーンで萌子にローズを渡されず「今は何を言われても、すがすがしく」と完全に頭の中の原稿を読み上げているハオ君。ハオ君のことだからふられた時とローズを渡された時に言うことを何度も復唱して当日を迎えたのに違いない。彼の表情は非常にコントロールされており、読み取るのが難しい、と上記のブログにあり、その通りだと思うのだが、表情をコントロールしようと努めているのに目が泳いでしまうのが避けられずそんな動揺がたまらなく最高に感じられました。努めて落ち着いた声で脳内原稿を読もうとしているその自制がゆらゆら揺れる瞬間にぞくぞくしました。
名シーン3位
お萌さんにファイナルローズを渡されなかったあと、ホテルの部屋で上着を脱いで「あ~~~~~~~~~~っまじ神経すり減らすわやってらんねぇ~~~~」という感じで茫然自失しているハオ君。上着を脱いでいる感じもセクシーでしたし、やってらんねぇ感もよかったです。その後の杉ちゃんとのコントもよかったです。
名シーン2位
目の前で萌子に杉ちゃんを抱きしめられたハオ君。この!表情を努めてコントロールしようとしているのに動揺を隠せない感じ。目が急激に泳ぐ感じ。しかもちょっとジェラシーありましたか?うわぁいいなぁ。自分の中のサディズムが刺激さた。こういうシチュエーションって女冥利につきませんか?恋愛していた時代を思い出しました。本当にありがとうございました。
名シーン1位
アフタートークで萌子に杉ちゃんが告白した(番組的に、させられた)時の、黄氏の死んだような表情。とてつもなく暗い。涙していたり激昂したり、萌子も含め番組の作り出す心理実験のような状況に没入させられてしまう出演者が多い中で、唯一彼だけがこの、茶番の心理ショーに人間の本気の感情がのってしまう残酷さを死んだような顔で耐えていたように思った。メタ的な思考ができる人間だけが作る表情であり、一番彼の知性を感じた場面だった。その後その暗さのまま、「男として完敗です」と杉ちゃんをフォローに入る所もよかった。お萌氏の「空気の読めない」ところもどうにか補おうと動いていたように思う。もっと言うと、ローズセレモニーの後彼がひとりで離脱した所も同様の表情だったように感じた。つまり、場が強制的に作り出す状況(集団心理)に対して人間の感情が没入させられる動きに自分のみは抗いたい、距離を置きたいという心の動きからの行動だったように思った。自分も何らかの集団心理が強制される場においては個人としてそのような(離脱する)行動をとることを選択する。その意味で黄氏には人間的に共感を抱いた。
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