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【母子留学】「もう学校行きたくない・・・」子どもの行きしぶり・・・について
「学校行きたくない・・・」
マレーシア内で転校して、1週間目で子どもから出た言葉です。
(来た、来た、来た、想定はいしてましたよ~)
「どうして、行きたくないの?なんか嫌なことあった??」
「もういいから・・もういいって、行きたくないの・・・」(涙ポロポロ)
なかなか理由をいってくれない。
兄弟の前だったりすると、言いにくいのかなと、1人で部屋にいる時間に、そーっと、「どうしたの??」ときくと、どうやらクラスの男子グループが彼らの国の言葉で悪口を言ってくるんだとか。その言葉はわからなくても、自分になんか嫌なことをいっているのは、わかると・・・メソメソメソメソしてました。言い返したくても、共通語の英語では、うまく言い返せないし。
「そうだな、クラスにそんなやつがいたら、行きたいと思えないね・・・」となぐさめつつ・・・転校したばかりの学校で、それ言われると・・・
「前の学校の方が良かったぁぁ。」「今の学校は、きたないし、クソみたいなやつばっかだし。。」(口悪~)
とりあえず、理由を話してくれました。なるほど、なるほど、からかってくる子がいるのか。
「先生に相談してみたらいいやん。」
「あいつらは、そんなことで、やめないんだよ・・・」
「相手にしなければいいやん。いい返しなよ」
「・・・」
ん~確かに、グループでからかってくるやつ、いるもんな。いじめにあっているという重大な雰囲気も感じない。
「お母さんが、先生にメールしてあげようか?」
「そんなことしなくていいい!!」
「それじゃぁ解決できないじゃん・・・」
・・・とそんなやりとりを、数週間繰り返したかと思います。
どんなことだって、行きたくない理由にはなる。
たまたま、今回の場合は理由を話してくれて、まぁその行きたくない理由は、なるほど、私も納得できた。
夕方ぐずりはするものの、朝になって「行かない!」とは言わず、通学はする・・・という流れだったので、登校前に手を焼くという感じではありませんでしたが、それ言われるとやっぱり辛いし、
このまま、行かなくなったとして、勉強どうする?そんなに無理して行きたくないところに行く必要ってある?また、転校することは、考えにくい。でも嫌で仕方ないものに、わざわざ母子留学ってどうなの・・・、お金も余計にかかっているだけに、親も子もどちらも不幸にしかならない。最悪バックアッププランは、日本の父親のところに帰すとか?まぁそれもありか・・・などと、思考がぐるぐる。
このターム頑張ってみて、本当に本当に無理だったら、日本に帰るを考えてもいいし、無理する必要ないよ・・・と話すと娘の顔が輝き「ほんと?!日本帰る!」とな・・・
(しまった、この札をちらつかせるのは時期尚早だったか・・・)
「行きたくない」理由
自分自身を振り返っても、不登校だったことはないけど、学校や、仕事に行きたくなかったことは、いくらでもある。毎日ハッピーハッピーでなんていられない。小学校時代~高校時代~就職してから。行きたくない理由なんて、鬼ほどある、以下私の行きたくなかった理由、年齢順・・・
登校途中の犬がいやだ、髪型がなんか変、学校の匂いがいやだ、おちょくってくる男子がむかつく、先生が怖い、宿題やってない、イライラする、ちょびっとだけお腹が痛い、二日酔い気持ち悪い、偉い人の前でプレゼン・・・
行きたくない理由を教えてくれなかったり、本人自身もうまく言語化できないこともあるはず・・・親が想像もしない理由もあるだろう。
子どもの困りごとを一緒に向き合ってみて、そこに、親自身が少し介入することで、どうにかなる事があれば、ヘルプするし、子ども自身が成長のきっかけとして、乗り越えられそうなハードルであれば、それは、失敗しても大丈夫だよと、後ろから見守ることも時には必要だし。今回は後者だったのかしら。しばらく、様子をみたら、行きしぶりは、収束していきました。
子どもでも「有給」使いたい時あるんです
日本・マレーシアに限らず、知り合いで、子どもの不登校や行きしぶりに悩む人は結構いて・・例えばクラスが30人前後いたとして、不登校のお子さんが1人くらいはいる感覚なので、30人に1人くらいと言ってもいいかもしれない。状況をみて、すぐに収束する場合もあれば、行政やプロに助けを求めることも、時に必要だと思います。そんな知り合いの中で、子どもに「有給」制度取り入れているご家庭があって、すごくいいなと思ったので紹介します。
子どもの有給制度ですが、1学期に2回まで使えます。理由を親に言う必要はありません。どうしてもやる気が出ない時、なんか休みたい時にお好きにお使いください、という制度。これを導入することで、学校の行きしぶりが減ったんだとか。心のお守り的な感じになるのかもしれないですね・・・私はいつだって、自分の選択で休んでいいんだって思えると、じゃぁ今日気が進まないけど、頑張ろうと思えたりする。本当にしんどくなったら休めばいいんだからと。
学校に行きたくない気持ちを事前に、親に認めれもらえている安心感もあるのかもしれないですね。
「今日行きたくない」という子どもに対して、「なんで行きたくないの?」の問いかけ。親の「なんで行きたくないの?」の気持ち、シンプルに理由が聞きたいだけの言葉であることもあれば、
その裏に、
(いや、学校行けよ!)
(待って待って、これずっと続く系?)
(もう、お迎えのバス来るって~~~💦
(行くの?行かないの?どっちやねーーーーん)
そんな気持ちも隠れていることもあるかもしれない。
その裏の気持に、子どもはプレッシャーを感じるし、それを読み取って頑張って行くっていう子どもは「いい子」ではなくて、心配な子かも。
子どもが、有給使いたいと言ってくれれば、1学期中のうち、2日だけなら、いいかと、親の気持ちも楽になるかもしれないですね。
・・・乱用されそうなので、我が家ではまだ有給制度を取り入れていませんが(笑)子ども有給、悪くないかもって思ってます。