ジェンダー日記＃１２　異性装3巡目の夏

じめじめした梅雨も終わりを告げようとしている。

夏は女装する人にとってはとても嫌な時期だ。

体のライン（ゴツさ、という意味）が出てしまうし、骨格の男らしさを隠せない。

かといって厚着すると下に着ているシャツやスポーツブラがとんでもないことになってしまう。

だからある程度体のラインをきれいに見せる工夫、というのを、3巡目でやっと見つけられた気がする。

一番大きかったのは、スポーツブラというものが、胸のラインを予想以上にきれいに作ってくれることに気づけたことだと思う。

スポブラをしてシャツを着ると、ノーブラだと垂れ下がった私の情けない胸が、多少きれいな形に補正されて映る。これが、私の自信を回復させるのに役立っている気がしている。

あとは、この夏になって、スカートに拘らなくなった。ガウチョパンツやスカーチョをかなりの頻度で履いてる。きれいだしオシャレだから好き。

ただ、この夏、一番ほしいと思ってるサンダル（ミュール）が、私がいつも注文しているマルイのヴェリココだと、ぜーーんぶ売り切れ状態なのがすごく悲しい。はやく再入荷してほしい。アマゾンとかで27センチのミュールを探してもいいんだけど、信頼できないネットショップの商品は買いたくない。靴はなおさら。サイズがちょっとでもずれてるとすぐ痛くなる。その点、ヴェリココの靴は、痛くなる靴が少ない。お財布にも優しいお値段だしね。ダイアナとか、そんな高価な靴も履いてみたいけどね……サイズあるのかな、調べてないけど。

今週の日曜日、カットとカラーを予約してる。もう少し、今より明るい色にするつもり。赤をもう少し強くしてほしいかな。

じめじめしてると、朝にストレートアイロンをかけても、すぐ取れてしまうからヤダ。汗もかくし台無しだよ、と思いながらも、みんな一緒なんだよね、と当たり前のことに気づく。

夏休み中に、ホルモン注射の相談（ほかのジェンダークリニック）にいってみようかな、と思ってもいる。行かずにもやもやするより、行ってから悩んだほうがいいしね。