見出し画像

スタートライン

 常々、Twitterには心の声がダダ漏れになっていたが、noteには随分とご無沙汰になってしまった。
2019年9月現在、バロンドールを目指す次女の進捗状況からお話したい。

 過去にもトレセンについては何度も書いてきた。

画像1

 最後に書いたnoteに男子の市トレセン(上図の1番下の地区トレセンの下のブロックトレセンの下であり、地域によって違う)に合格したと書いた。その後、男子のブロックトレセン(近隣5市を合わせた選抜)の選考会があり、その日前日のフィジカルトレーニングで両太ももが筋肉痛だった次女。痛み止めを飲んでの選考会。動きは素人の私から見ても最悪。無難にこなしてる、っていう感じだった。案の定あっさり落選したのだ。その1ヶ月後、近隣の市トレセンが集まる大きな大会があった。そこに呼ばれた次女はなんと大活躍。男子の市選抜の中で最優秀選手賞をいただいた。その活躍を見た市トレセン、ブロックトレセンのコーチ達に「完全に市選抜の中でエースの活躍だった」と合格をいただき、無事男子ブロックトレセンにも合格したのだ。

 そして2月、男子のトレセンと同時に上図右の山の女子トレセンの選考も進んでいく。去年、山の一番下(地区トレセンU-12)に飛び級で参加させていただいていたので、地区トレセンは順当に行けば選ばれるはず。でも次女は自分の学年である今年こそ県トレセンに入りたい!と意気込んでいた。地区トレセンは無事合格。40名程度が合格する地区トレセン。その中で県トレセンの選考会に呼んでもらえるのは16名。まずはこの中に入らなくてはならない。県トレ選考会があるのは例年4月末だということはホームページなどで発表されていたので知っていた。待てども待てども連絡は来ない。。。選考会の9日前、自チームのコーチからラインで選考会に呼ばれたことを知る。ホッと一息。選考会の当日の詳細が来たのは、選考会の6日前(笑)次女は「やっとスタートラインか…」とつぶやいていた。

 県トレセン選考会は寄居のグラウンドで行われた。東西南北の地域トレセンから選ばれた選手達が4地域で総当たりでゲームをする。選考会だからしょうがないのかもしれないが、まぁみんな「我が!我が!」とゴリゴリドリブルするプレーが目立つ。次女はいつも通りだったように見えたが、目立つほどの活躍は出来ず。DFをやった時など、ゴールキックが飛ばないキーパーの子に代わってゴールキックを蹴ろうとして、思いっきり地面を蹴ってへっぽこキックに…後から思えば緊張していたのかもしれない。後から分かるのだがこの選考会、落選者はほとんどいなかったのだ。

 県トレ合格通知が来たのはこの2週間後。コーチからは「ここからがスタートラインだからな!県トレに選ばれたことに満足しないで、もっと上目指して頑張れ!」と。そしてその週に早速県トレの練習が設定されていた。合格に大喜びしたのだが、初日の練習に行ってびっくり。例年県トレの合格者は30名程度と言われていたのだが、今年から方針が変わったらしく60名くらいいる。。。選考会からほとんど落ちていないのではないか…その県トレセンがA、B、Cとレベル別に分けられているのだ。そして…次女はBチームに割り振られていた。選考会の日が調子悪くて落ちたと思っていたので、合格したものの、Bチームということだったようだ。その練習初日にうらやましそうにAチームを横目に見ながらBチームの中では光るプレーをしていた次女。なんと、次の6月の練習に行くとAチームに昇格していたのだ。そしてこの6月の練習はAチーム25名程度の中から、MTM関東 という関東各都県の代表が集結して試合をする大会への派遣選手を決めるという。Bチームにいたら、この選考にすら引っかからなかった…危ないところだった。25名程度の中からFPは18名。こういうものって選考結果がいつまでに来るかとかは分からないものなのだ。だいたいが自チームの代表を通して来るのは来るのだが、落選者には連絡が来ない。この日の次女の出来は、次女の得意のDFとDFの間の頭上を通すショートロブのスルーパスが2本くらい出せていたし、ディフェンス面でも活躍していたように…見えたけど…親の贔屓目もあると思うし、何より素人の私には選抜基準も分からないので、ただただドキドキして待っていた。2週間以上たっても連絡が無いので、もうドキドキもおさまってきて、これはもうだめだと諦めモードに親子共々なっていた選考の日から20日後の夜。

 県トレ60名の中からの埼玉県代表20人の中に入ったのだ!!親子で飛び上がった!!でも、、、まだ20人いる。小学生のサッカーは8人でやるのだ。またスタメン争いをしなければならない。

 次女「やっとスタートラインに立てた…って、待って!!私この間からずーっとスタートラインに立ってる!!進んで無いじゃん!」(笑)

 
そんなことないよ、君は5年生の市トレ選考会の時から1回転んで2回目で這い上がるスタイルで(笑)2歩下がってから3歩進む感じだけど、着実に1歩1歩夢に近づいてるよ。でも気がついちゃったんだろう、きっとこれから進む道はずっとスタートラインにたち続けなきゃいけないんだ。1歩進むとまた違ったスタートラインがあって、きっと日本代表に選出されても「ゴールおめでとう」とは言われない。選出されても出られない選手だっているんだから、「ここからがスタートラインだ」って言われるんだよ。ずっと走り続けなきゃいけない。バロンドール獲ったら、流石にスタートラインとは言われないかな(笑)厳しい道だと思うけど、それでも上を目指したいという次女をずっと応援しているよ。お母さんにできることは、送迎とお弁当とお金を稼ぐ(!)だけだけどね。

いただいたサポートは次女が海外挑戦するときの費用として大切に貯めておきたいと思います!!よろしくお願いします。