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サッカー受験は中学受験じゃなかったの巻

あけましておめでとうございます。
ここ数ヶ月書きたいことは溜まっていたのに、忙殺されていて筆が進まず。あっというまに年が明けてしまっていました。
もうすぐセンター試験やら中学受験やら始まる受験シーズンですね。いよいよ本番という感じがTwitterのタイムラインからもビシビシ感じられます。というわけで、次女のサッカー受験の統括です。

 1年ほど前にこのnoteを書いたけど、8月から始まった次女のサッカー受験がようやっと10月末に終わり、次女の中学年代の行き先が決まりました。(第一希望に合格出来ました!)次女が受けた各々のセレクション記も落ち着いたらここに書こうと思っていますが、ひとまず全体の感想を。
 結論から言うと、タイトル通り、女子サッカーと中学受験は似ていると思っていたんだけど、違っていました。ただ、親として娘の出来不出来に一喜一憂したり、不安になったりと、感情がジェットコースターになるところや、娘の緊張が伝染して胃が痛くなったり、合否連絡の封筒を開ける時吐きそうになったりするようなところは、やっぱり似ているんじゃないだろうかと思いました。

サッカー受験は偏差値のようにはいかない

 サッカー受験にも偏差値のように、難易度のランキングと倍率があり、上から順に受けたり、自分のレベルを探して受けたりするので、中学受験に例えたのだけど。結論から言うとサッカー受験はここにはレベルが足りないから、ここにしようか、というようなものじゃありませんでした。我が家もひとまずレベルの上から順に受けていこう、最初はそう思っていました。次女の第一希望は前述のnoteにも書いた最高峰のエリート育成期間でした。本命の受験の前に受けられるところを慣らしで受けて(またnoteに改める予定だけどそこも最高峰レベル)、そこがダメだった場合のなでしこ下部で通えるところを受けて、なでしこ2部の下部を受けて…街クラブはどうしようか…そんな風に考えていました。
 でもそこに受かる、受からないは能力の優劣だけではなく、そのチームに合う合わないの問題がとても大きいということに(ちょっと考えれば当たり前のことなのだけど)受験の最中に気がつきました。サッカーはチームごとにプレースタイルがあります。監督によっても「こういうサッカーがしたい」「今年はこういう選手が欲しい」というものがあると思います。子どもにとっても、そのチームが強い弱い、レベルが高い子が集まるとかということだけでなく、「そのチームがどういう選手を求めているか」「そのチームではどういうプレーが評価されているか」というようなことを軸に考えるべきでした。ここは、中学受験でもきっと一緒ですね。それに、偏差値やテストの点数とは違い、同じサッカーをしていても人によって評価されるかどうかが大きく違ったりすることが多々あります。
 サッカーは「認知・判断・実行」の連続するスポーツだと言われます。基礎的な技術(実行)の優劣はもちろんあるし共通して分かりやすい評価基準でしょう。それ以外の部分「認知・判断」については、人によって評価が分かれてくると思いますし、「認知・判断・実行」のどの部分に重きを置くか、がチームによって違ってくると思いました。それが分かったのがそのチームのセレクションを受けた時、もしくはその合否で、という感じなので、なかなかチームごとの価値基準、評価基準を事前に知るということも難しいですね。セレクションに落ちてしまえばしょうがないし、もし受かったらそのあとの方が監督と直接お話できる機会もあるかと思うので、その時に話を聞くのでも良いかもしれません。ほとんどのチームがセレクション前に「練習会」を開催しているので、もしくは開催していなくても直接電話して申し込めばだいたい練習に参加させてもらえます。うまくいけばそこでスカウトされて内定がもらえることも。あとは、子ども自身が本当にそのチームでやりたい、と思うかどうか、が1番大事です。我が娘でいえば、本命のところとそうでないところで、プレーパフォーマンスは雲泥の差でした(笑)本人はどこも一生懸命やったようでしたが、はたから見ても本命の時はスイッチが入ったように集中力が全く違いました。

サッカー受験は受験というよりも就職活動だった

 次女の結果はというと、 4チーム受けて2つから合格をもらいました。(2チームは落ちたということです)その合格のうちの1つが次女が1番行きたかったチームです。各々の詳細はまたnoteで改めて書くとして、最高峰と言われるチームに受かっても、他も全部受かるわけじゃないです。それは上述した評価基準の違いや欲しい選手像の違いだと思います。でも最終的に結果を見てみると、次女が1番合っていて本人もやりたいプレースタイルのチームだし、次女の好きな練習方法をするチームで次女が評価して欲しいところに評価の重きを置いているチームに決まりました。

 なので、中学受験のように偏差値でクリアしていれば受かる、というわけでもなかった次女のサッカー受験。受験行脚というよりも、次女のプレーを評価してくれる、次女が本当にやりたいと思うサッカーをしているチーム探しの旅だった、というのが本当のところです。就活をしているうちに、自分のやりたいことが明確になっていって、いろんな会社のことを知るようになっていって、最終的に自分に合うところに決まる感じが、中学受験よりも就活に似ているなと思いました。あ、今は氷河期じゃないから就活もこんな感じじゃないかもしれないし、中学受験ももしかしたらサッカーと同じ感じかもしれません。昔、私の塾の先生が「解答用紙だと思うな、自己紹介用紙だと思え。問題の答えを当てようとするんじゃなく、この問題には私ならこう答える、っていう自己紹介だと思え」って言ってたのはこういうことなのかもとも思いました。

 とにかく、進路が決まるまでずーーーーーーーっと胃が掴まれているように痛かったし、セレクション中なんて見ていられないくらい吐きそうだし、合格発表がWEBのところはクリックする手が震えたし、第一希望の合格が書き留めで来た時は手が震えてサインがガタガタで、封を開けて「合格」の文字が見えた時は本当に声をあげて泣きました。次女は割とあっけらかんと(もしくは、全員ぶっつぶしてやる!とギラギラ)していたので、私のメンタルがやられていることはずっと隠していましたが、どのくらいメンタルがやられていたかというと、通勤の車中でゆずの「栄光の架橋」が流れてきただけで号泣するくらいです(笑)
 というわけで、受験シーズンの親御さんには勝手にシンパシーを抱いています。頑張れ!受験生とその親御さんたち!!

いただいたサポートは次女が海外挑戦するときの費用として大切に貯めておきたいと思います!!よろしくお願いします。