いい人でいる必要なんてない
芸人、コロチキのナダルが今のクズ芸人と呼ばれるスタイルに落ち着いた理由など、赤裸々に全部語っている本。
小学校時代に真面目さゆえに正義感強く物申してしまい、ずっと虐められていたらしい。
なので今のスタイルは本当の自分というわけではないけれど、求められる役割で自分の家族や相方を守るために全力を尽くすと書いてあった。
確かに素直さ故に少しこれはどうかというエピソードもあったけれど、根本は自分がおかしいと思った事に全てきちんと声をあげる人なんだなと思う。
家族や両親はそんな自分の芸風を理解してくれているけれど、娘が大きくなった時に虐められたり、からかわれたりするかもしれない。
そんな不安はいつも取り巻いているし、自分の芸風も一辺倒ではなく開拓していきたい、という思いを抱えながら自分の仕事を日々全うしているそうです。
人間味があり、正直で人の為にも損得考えず動ける人。その真っ直ぐさに惹かれて慕ってくれる後輩芸人も多いそうです。
自分の今の環境に感謝して、その上で自分を成長させる努力を続けていきたい。と思わせてくれる本でした。