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「頭がいい人」は脳をどう鍛えたか

タイトルから、色々な著名人がどう日常で頭を鍛えているかというような内容を想像していたが、どうやら違っていたみたいだ。

2005年に発売された、精神科学の教授が研究結果をもとに脳に良い習慣や考え方を項目に分けて解説している本。

実体験が少ない印象で、面白いという感情は正直あまり抱かなかった。

その中でも興味深いなと思ったところは、
1. ホムンクルスという脳の神経がたくさん通っている身体の部位を大きくした人間の絵と、
2. sour grape effectと呼ばれる、イソップ童話に出てくる話。

1. 人間は、手指、口、舌に神経が集中している事が、肥大化されたその絵を見ると分かる。

なので、日常でも食べ物をよく噛んだり、手指を動かす趣味を取り入れる等、活発に動かす事を意識すると脳に良い刺激を与えられるそうだ。

早食いでも賢い人はたくさんいるので、あくまで補足的やな〜と思うのだが、私は普段から食べるのは遅めなので、脳に良い事をしているという、行為の正当化は少なくとも出来そうだ。

2. 高いところにあるブドウを取る事が出来ないキツネが、あのブドウはどうせ酸っぱいから取る価値なんかないよ、と開き直る話らしい。

自分に手が届かない事だと分かると、その事自体に価値がないと思い込もうとする人間の性質らしいのだが、その考え方も時には必要だと書いてあった。確かに、全部真面目に受け止めて、自分がダメなんだと責めたところで物事は変わらないし、時には自分は悪くないと守る事も必要だと思う。

また、自分がやりたい、頑張れそうだと思った時に取り組めばいいんでないかと、自分に優しくいたいよね、と思うのです。

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