遠ざかる家 - 片山恭一
理解度⭐️3つ
というところでしょうか。
心理描写、情景描写が巧みすぎて、情景読み取りが苦手な私は寝落ちしてしまう事もありました。
それでも最後まで読み通せたのは、兄と弟それぞれが家族に問題を抱えていて、どう解決に向かうのか興味があったからです。
兄がかなり不安定で心配になるのですが、弟が絶妙に兄の精神を食い止める。
そのシーンが出て来るたびに、兄弟の繋がりも良いものなんだな、と感じ入りました。(私は一人っ子なのです。)
兄弟のスピリチュアル的な支え合いを軸に進む、少し不思議な小説、という事で締めさせて頂きたいと思います。
楽天roomに載せておりますのでリンクも一応貼っておきます。
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