
文房具エッセイ⑩ 『SketchBook×MATTEHOP』(マルマン×ぺんてる)/さやのもゆ
特に〝コーナー化〟はしていませんが・・。
今回は、新たに発掘した文房具のお話をさせていただきます。
文房具の好きな私は、鉛筆やボールペンなどの普段使っている物には、同じ物または替え芯のストックが無いと、不安になる性分です。
なぜかと言いますとー。
自分の気に入ったものを使ってないと、不便さがストレスになるから、なんです。
これはと思う文房具に出会うと、すっかり気に入ってしまい、そればっかり使う事になりますから当然、消耗も早いんですね。
毎日のように使うマジックやボールペンなら、なおのこと、定期的にカートリッジや替え芯が必要になってくるわけです。
このように、日ごろ目にしている普段使いの物なら、ストックとして把握しておけるのですがー問題は「コレはそのうち使う事になるだろうから、買っておこう」と、考えて買った物(たち)。
なまじ大切に保管してしまったことで、いつの間にか忘れてしまいー後々になって思わぬ所から「発掘」される。
私のような者には、よくあるパターンです。
この日の発掘品は、こちら。
マルマンの『Sketch Book50th』のミニサイズです。
このスケッチブックは(マルマンが創業した1958年に50を足すと)2008年に発売されたようで、今から17年前という事になります。
さて、このスケッチブックを、恐る恐る開けてみますと・・・。
何やら海の生き物をモデルに『ヘンな生き物』にデフォルメしたと思われるスケッチが、何ページかにわたって書き残してありました。

(自分で描いたクセに)
おそらくはーちょうどその頃の私が、ストーンペインティングをやっいた時期で、石に描くヘンな生き物をイタズラ描きしていたものと、思われます。
ちなみに、写真のスケッチには、色まで指定されていましたが、実際に実写?で、石と化した?生き物を、河原で拾った丸い石に(約17年前の私が)描いたところまでは、覚えてます。

彩色のイメージまで
指定していた、17年前の私。
しかし、実物は手元には無いので、残されたのはスケッチのみ。
ここで発掘したのも何かの縁?と、勝手に解釈してぬり絵をする事に決めました。
ぬり絵の際に初めて使ったのは、ぺんてる『MATTEHOP』(マットホップ)14Colorsです。
見た目は太いボールペンなのに、色を塗ってる時は、筆で着色してるみたいな気分。
発色が良くて塗りムラもなく、マットな仕上りとなりました。
ペンというより、顔料に近いですね。
その結果が、最後の写真(笑)。

色の趣味が終わってる(笑)
いつも、そうなんですが・・
道具は良いのに、絵がヘタで上手く使いこなせないのが、イタイところです(笑)。
おかげさまで、眠気がスッカリ吹っ飛びました。
・・と、ここでペンを置くつもりだったのですがー。実はまだ、話の続きというものがありまして。
よく考えたら、この子を作った際、写真に残したのではないかと思い出したのです。
それに、私の足りない頭の中にボンヤリとした記憶、つまり、ストーンペインティングになったヘンな生き物の姿が、残っていました。
さっそく自分のスマホの写真データを過去へスクロールしまくったところ・・。
あった、あった、ありました。ほとんど最後に近い、古い日付の中に・・なんと、撮影は2009年の2月!

もしや・・と、思い
スマホの写真データをあさったところ、
なんと、
ストーンペインティング化されて
残っていました。
このアーカイブを見るにつけ、いくらヘンでもコッチの方がいいなぁ・・と、ため息が出てきた私です。
ここまでお読み下さり、ありがとうございました。文房具エッセイは、これからも続きます。よろしければ、またのお越しをお待ちしております。
さやのもゆ