ローファーと人の心。
今日おろしたローファーの左かかと内側に何本もの擦り傷を付けてしまった。
どこでどう付けたのか、どういう動作をした時に付けたのか、思い出そうとしてもよくわからなくて、もやもやしてしまう。
その人の足の形に沿って皺ができていたり、傷がいっぱい付いている草臥れた靴も、風合いがあって色気があって、それなりにいいものだよね、と自分を慰めてみるものの、それはそうだけどもうちょっと新品ピカピカの靴を大事にしたかったな、とやっぱりショックは癒えない。
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めにはさやかにみえねども
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