人がいた。
以前、「一人で出かけるハードルが高くなっている。年々腰が重くなっている」という話を『一人を楽しむ気合い』という記事でしたけれど、この記事を書いたお陰で気合いとモチベーションが高まって、書店イベントのチケットを買って、先日行ってきた。
一人で出かけるハードルが高くなってきているとは感じていたけど、それは美術館とか映画館に行くのが億劫になっているだけで、書店イベントには常に一人で割と軽々と行っていたのだった。でもそれはコロナ禍前の話で、コロナ以降は何か気になるイベントがあっても、ずっとオンラインで参加していた。だから実際会場に行ってイベントに参加するのは久しぶりだった。すべてが懐かしかった。
仕事終わりに普段乗らない路線に乗って降りたことのない駅で降りるのも、会場までの地図を見ても地図の向きが合ってるのかすらわからずとりあえず歩き出してみるのも、会場にいる人達と一緒になって誰かの話を聞いてる感じも、帰りの電車でさっき聞いた話のあれこれを反芻しながら車窓を流れる家々の明かりを眺めるのも、すべてが懐かしかった。
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