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(感想)自分の偏見に気付くことから

(以下、筆者Xより転記)

金沢プライドウィーク2004「国際HIVシンポジウム」参加。映画「BPM ビート・パー・ミニット」鑑賞と、パネルトーク聴講。HIVについての知識が乏しいからこそ、観て聴いておこうと思った。

映画「BPM ビート・パー・ミニット」1990年代初頭のパリ。HIV感染者やエイズ患者への差別に抵抗する団体「ACT UP Paris」の活動家たちを描いたドラマ。抗議活動には、私の中の良い子が眉をひそめつつも、このような活動があってこその現在だとも思う。

1990年代初めということで患者達と関係者は、現在よりもさらに命の危険を感じながら、生きていくために活動をしていたのだ。

自分の知識や体験が及んでいないために、自分の中にある偏見が露わになることが、映画を観ているとわかるので自己嫌悪になりつつ、でも、そんな「わかっていない」観客のためにもこの映画はあるのだと思ってはいけないだろうか。

性に関する部分に触れようとすると、自分が性に関して思っていることを語ることになって、収集がつかなくなりそうなので割愛。そういうふうに、性への自身の感覚も問うてくる映画だと思う。

国際HIVシンポジウムのパネルトーク、日英同時通訳でもあるし、私には難しいかなと思ったが、いい機会なので聴かせていただいた。フィリピンのケソン市、台湾の取り組み、石川県の状況を知ることができた。パネルディスカッションは、もう少しお話が聴けたらありがたかった。


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大場さやか
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