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itとtheyとthis/these・that/those
中学英語でitの複数形はtheyと聞いたときにそこはかとなく違和感はなかっただろうか?英文の添削を受けてthatがitになおされていて首をひねったことはないだろうか?
私もそういうものなんだと暗記してつかっていたわけなんですが、きっちり説明する必要が出てきて、調べ物しました。
一言で言ってしまうと、itは人称代名詞、this thatは形容詞あるいは指示代名詞。人称代名詞と指示代名詞はどこが違うかというと、人称代名詞はJhonをheと言い換えるように、前に出てきた名詞を置き換える働きをします。名詞が自分(I)でもなく、相手(you)でもなく、彼(he)や彼女(she)でもない場合で単数だったらit、複数だったらtheyになるわけです。itの場所には代わりに具体的な名詞を置くことができるので、読む方が誤解をすることが少ないので意味も明確なわけです。
一方、指示代名詞は自分と近い距離(これ=this)自分遠い距離(あれ=that)というニュアンスを加えるために使います。具体的な名詞に置き換えることができる場合もありますが、もっと漠然としたものを指すことができるので、曖昧さが増してしまいます。さらには形容詞かもしれないし、関係代名詞かもしれないので、読み手は読解力が必要になります。読み手の読解力に期待しないでもわかりやすい文を書くのが現代英語の目指すものになっていますので、itが使えるならitを使う方が良いと言われちゃうんですよね。
ちなみに日本の英語の問題集にはIt を仮主語にする形の和文英訳がたくさん出てきますが、普通の英文での it は、それより前にある名詞を言い換えていることがほとんどです。itを使うときに、これは何の代名詞?と意識してみると良いかもしれない。
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