お気に入りのフェミニストドラマたち5つ
海外ドラマばかり。
フェミニスト的考察かつ主観的意見だらけのメモ。
どのドラマも日本では見られないだろうなと思う。
日本は、30年以上前のSATCのレベルにすら至っていない。
なんで日本のドラマって、もっと深く人間の考察をしないんだろう。陳腐で浅いドラマ多い。視聴者をバカにする内容ばかり。「愛という名のもとに」とか「白い巨塔」とか、フェミドラマではないけど、20、30年くらい前の日本のドラマはすごく質がいいものが多かったのに。
①Sex and the City(セックス・アンド・ザ・シティ)
私にとって、永遠のフェミニストドラマ。
英語のリスニングのためにも使ってた。映画2作品については、100回は見たと思う。それくらい何回見ても飽きないくらい大好き。
ニューヨークとの出会いもSATCなければなかったかもしれない。
メインキャラクター4人を好きな順に並べてみる。
<サマンサ>
いちばん好きなキャラクターはサマンサ。彼女のように、女とセックスに関する固定観念にとらわれず自由に生きたい。強く自立して、自分を愛して生きていきたい。永遠の憧れ。私のロールモデル。
<ミランダ>
フェミニストとして私たちを代弁していつも声をあげてくれてた。
ロシア人彼氏のためだけにキャリアを捨ててパリに行くキャリーに、家賃が払うためのお金をビッグに借りたキャリーに、キャリーが性別に基づく固定観念や伝統的価値観寄りの行動をするたびに異議を唱えて、私のように、そういった固定観念や伝統的価値観に苦しんでる女性たちを救ってくれた。
<シャーロット>
結婚して子どもを持つことを夢見る女性。
私とは正反対の価値観だけど、嫌いじゃなかった。
<キャリー>
嫌い笑。
恋愛のために、男のために、すべてを捨てる女っていう感じ。男に流されまくりで、痛々しい。男に対して過剰な期待を持って、それが満たされないと機嫌が悪くなる。シャーロットとの違いは、シャーロットは、結婚と子どもという自分軸に揺れがなかったからかな。キャリーは男のためにぶれまくり。でも、彼女の良いところは、友達を大事にする。
②グレイス&フランキー
グレイス&フランキーへの思いはここにつづった笑。
https://note.com/sayakanyork/n/n33bb99db9b34
③Bold Type
このドラマは、フェミニズムとインターセクショナリティの集合体。
白人の「非白人に仕事をとられる」という感覚や、移民女性として生きる難しさ、ヒジャブ(イスラム圏の女性たちが被っているもの)からの解放と選択、フェミニストだと自覚する男性が自身のセクハラに気づく過程だとか、本当にたくさんのたくさんの、多様な社会ならではの日々さらされる社会問題を扱ってて、感動する。
このドラマは主人公3人とも好き。3人以外の登場人物も好き。上司に当たるジャクリーンも、偉大なメンターという感じで、素敵すぎる。イスラム圏出身かつレズビアンのアディーナもかっこいい。みんなそれぞれが、それぞれのフェミニストとしての問題を抱えて、闘ってる。
あと、主人公3人のうちのひとり、キャットを見てるとすごく力をもらえる。不器用だけど、自身の絶対的な社会正義を持って、悩みながらも、突き進んでいく彼女。私も頑張って声をあげ続けようってパワーをもらえる。
④Girls
後日更新。
⑤トランスペアレント
これもすごくいい。
トランスジェンダーだとカミングアウトした父親とその家族を描くドラマ。多様なジェンダーやセクシュアリティ含む「違い」やマイノリティを受容しやすいのは女性。たとえば、どこの国のデータでも、男性のほうが圧倒的に同性婚への反対が多い。そういった事実も反映しながら、家族の葛藤と受容を描いてる。
ジェンダーとセクシュアリティ視点が炸裂してるドラマだけど、イスラエルとパレスチナの問題とかも描かれてて、心しびれる。
一回しか見てないから、もう一回見て、更新したい。