「奢らない=ケチ」じゃない 〜外国人男性とのデートでの支払い事情
以下は、私の経験に基づくもの。
○ 10か国以上50人以上の知人・友人とデート・食事した結果
○ 年齢は、20代から30代前半の男性が大多数(=私よりも0〜12歳若い)
【まとめ】
①出身国に関係なく、半数ほどの男性が初デートでは全て支払ってくれる。2回目のデートでは、私が支払う。
②残りの半数は、ほぼ割り勘で、男性が若干多く払う。私はお酒を全く飲まないので、「お酒の分があるから」という理由のもと、男性がだいたいアルコール1、2杯分を多く払う。
【感想】
日本の若者のデート事情を知らないからなんとも言えないけど、海外だと、初回デートではデートに誘ったほうが支払う、初回デートは男性が支払うという傾向があるかも。2回目以降はそれぞれ違う。
欧州のジェンダー先進国では、男性が支払う=女性を下に見ている、という価値観がわりと根付いてる。個人的には、ジェンダー賃金格差はまだまだ大きいので、男性が支払うことに妥当性はあると思う。ただ、私は、よっぽど仲良くなって力関係が対等になるまでは、自分のものは自分で支払う。
同世代(30代後半)以上の日本で生まれ育った友人と話していると、「奢らない男=ケチ」「男が奢るもの」「奢られることに価値がある」という価値観が強くて、「海外の男性ってケチってほんと?」「ちゃんと奢ってくれるの?」という質問を浴びせられて、ただただ苦痛。10代、20代の若い世代は、変わってきていると信じたい。
「ケチ」なんじゃなくて、むしろ人権感覚がまともな文化で育ったから。
「ちゃんと」ってやめて。それは、女性に支払うことが失礼になりうるという意識を持ってるだけだから。(女性には稼げる力がないから、養ってあげないといけないと思っていない。)
支払いのときに一番感動したのは、「Is it ok for you if I buy you dinner?」という言葉。世界経済フォーラムのジェンダー平等ランキングでも上位トップ10に君臨し続ける国の出身の男性から初デートで発せられた言葉。
自分が支払っても不快な思いにさせないか確認してくれる、すごくすごく心地のいい言葉だった。この言葉がさっと出るって、さすが人権大国・ジェンダー先進国だと思った。
デートの支払い事情は出身国に関係ないけど、国民性が出るからなのか、支払い以外の普段の振る舞いは国によって結構傾向がある。この某国の男性たちは、総じて、私にとって心地良い発言や行動を見せてくれて、安心できる。今一番移住したい国になるくらいお気に入り!家族や周りにも、フェミニストがいたり、フェミニズムが身近にあるっぽい。世代のせいかな?