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おならしたら、絵本の中に入っちゃう

2歳11ヶ月

・久しぶりに書く。先月(2歳10ヶ月)くらいまでは、「今日はこんな新しい言い回しをした」「こんな概念を理解してるんだ」という発見が日々あって、面白いから書き留めずにはいられないっていう感じだった。

最近は、れんたまの認知的な成長(?)のスピードが指数関数的に上がっている感じというか、新しい発見が日々ありすぎて、書き留めるスピードが追い付かない。

それでも、忘れたくない面白いやりとりは、なるべく書き残しておきたい。

・寝る前に長新太の『おなら』を読んでいたときのこと。「おならは我慢しないでどんどん出そう」というページで、「れんくんも今おなら我慢してる」というので、「なんでなんで?」と聞いてみた。

「恥ずかしいから」的な答えを予想していたら、「おならしたら、絵本の中に入っちゃうと思った」と。

なんて自由な発想! というか、おならは恥ずかしいとすっかり社会化されている自分の発想の貧困さ。おならしてる人ばかりが出てくる絵本だから、おならをしたら絵本の中に入ってしまう思うって、ほんとに面白いね!

「そっか、それは困っちゃうね、れんちゃん絵本の中に入っちゃったら、ママと離ればなれになっちゃうもんね」と答えると、「ママが急いでそのページ、ビリって破けば大丈夫だよ」と。

・これもまたある日の寝る前のこと、ウクライナ民話の『てぶくろ』を読んでいたときのこと。オオカミが出てくるページで、「れんくん、オオカミ見たことない」的なことを言ったので、「じゃあ今度動物園に見に行こうか」と答えると、

「動物園はゾウやキリンがいるところだから、オオカミは、肉食動物クラブハウスにいるかもしれない」

肉食動物クラブハウスとは!?

ここ1ヶ月くらい、肉食動物と草食動物の分類にこだわるれんたま。きっとオオカミといえば肉食動物とインプットされていたのと、最近ディズニープラスで「ミッキーマウス クラブハウス」の動画をよく見ているので、それが合体した模様。

にしても、「肉食動物クラブハウス」って、なんだがおどろおどろしいねw

・これまた寝る前の話。絵本を3冊読み終わって、最近好きな「あったか牛乳」を飲み、布団に入って電気を消してからのこと。

れんたま「ママが生まれる前はどうなってた?」

私「ママがこの世に生まれる前ってこと?」

れんたま「そう」

私「ママがこの世に生まれる前は、この世はあったけど、ママはそこにはいないから、どうなってたかはわからないよ。」

れんたま「ママが生まれたあとはどうなってた?」

私「ママが生まれたあとは、最初は赤ちゃんだったよ。だから、最初赤ちゃんだったときのことは、覚えてないかな。れんちゃんも、0歳とか1歳のときのことで覚えてることってある?」

れんたま「あるよあるよ」

私「そっかそっか。でもママ、自分が2歳の頃のことは、覚えてることあるよ」

れんたま「なに?」

私「2歳の頃のママと、若かった頃のばあばが一緒にお風呂に入ってるんだよ」

れんたま「・・・・・・」

私「ばあばも、今のママくらい若かった頃があるんだよ」

れんたま「・・・・・・」

私「逆に言うと、ママもいつか、ばあばになるんだよ」

れんたま「そしたらばあばが2人になる」

私「そうだね。でもママが”ばあば”になったら、ばあばは”ひいばあば”になるんだよ」

れんたま「そしたらひいばあばが2人になる」

私「それもそうだね。でもばあばが”ひいばあば”になったら、ひいばあばは”ひいひいばあば”になるんだよ」

こんなやりとりをしてるうちに寝てた。ママがばあばになったら、ばあばが2人で、ばあばがひいばあばになったら、ひいばあばが2人って、ちゃんとロジカルな思考になってる。

・公園で遊んでいたときのこと。すべり台を逆走(?)しようとし、それを静止するのが、わりと小さい頃から恒例だった。「お友達とぶつかっちゃうから危ないよ」とか言いながら。

先週、公園に行ったときのこと。「いまお友達いないから、すべり台、こっちから登っていい?」

「いまはお友達いないけど、こっちから登ったらダメだよ。なぜかって言うと、ここはみんながお尻をつけて滑る場所だから、れんちゃんがこっちから登ったら、れんちゃんの靴の裏の泥が滑り台について、次に滑るお友達のお尻が泥で汚れちゃうからだよ」と説明すると、「じゃあ靴脱いで登る」と言って、靴を脱ぎ始めた。

少し前だったら、何を言ってもとにかくやりたいことはやりたいと癇癪を起こす感じだったけれど、「お友達がいなければ、ぶつからないから大丈夫」「靴を脱げば、滑り台が汚れないから大丈夫」と、これまたそれなりに論理的に考えている。成長。


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