【1989年100日旅】59日目。ウプサラ
1989年6月3日。旅は59日目。スカンジナビア航空でスウェーデンへ。ウプサラ大学という北欧最古の大学がある、静かな学園都市ウプサラに行く。ウプサラは事前に宿を取っていなかったので到着後に宿泊先を探すべく、街の観光案内所に行った。しかし、この時ウプサラでは学会がいくつも重なっていたため、部屋が全くない。
やっと取れたホテルはホテルスベアという宿。トランクを置くとコロコロと転がり、床が傾いているのがわかった。水道水は飲めると聞いたが、蛇口をひねると茶色の水が出てきてびっくり。シャワーも勢いがない。それでも宿の人は感じがよく、食事もおいしくて文句はなかった。
ホテルは大きな道に面していた。窓から町行く人を眺める。アジア人や黒人など、明らかに人種が違う子が1人混ざった家族を何組も見る。母が「養子がたくさんいるんだね」と言う。養子を描いた悲しい本を読んでいたけれど、実際の養子は幸せに暮らしているんだなと思った。
こんな感じの59日目。旅は残り41日。
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