デンマーク×学校の未来
先生が喜んで働ける学校に未来はある。と思う。
日本の同級生からLINE
今朝一番、日本の同級生からLINEが来た。約20年の教員生活にピリオドを打つとのこと。教員になりたくて何度も採用試験にチャレンジた彼女。彼女が教員になってから、ほんの数回しか合っていないけれど、先生ぶりを情熱と愛をもって面白く話してくれた。
子どもたちは可愛いけれど、日々忙しい。日本の学校の限界を感じる。との事。
彼女も辞めてしまうんだ。と思った。教員採用試験の倍率低下、教員のストレス、ブラック残業、部活顧問強要、働き方改革。教員にまつわる話題が暗い。彼女からのLINEを読みながら考えたのは、息子達の学校での事。
息子達の学校でのスピーチ
息子たちは、「ホムレベック リトルスクール」というフリースクールに通っている。日本のフリースクールとは違う。プライベートスクールと考えていただけるとわかりやすいかな。公立学校のあり方に疑問を持った親たちが作った学校だ。(リトルスクールのことはまた今度。)
息子たちの学校がおととし50周年を迎え、お祭りが行われた。そこでの校長先生のスピーチが思い出される。
ホムレベックリトルスクールは、子どもたちにとって「よい学びの場」であること。「喜んで学べる場」であること。それと同時に、職員にとって「よい職場」であること。「喜んで働ける職場」であることを大切にしている。
よい職場・喜んで働ける場=よい学びの場
学校は子供の学びの場であると同時に、職員の働く場だ。とっても当たり前のことを改めて言われ、「そうだ!そうだ!」と拍手した。
職員が喜んで働く学校は、子どもたちにとって良い学びの場になる。熱意と愛と専門性のある教員が集まらなければ、良い学びの場は成り立たない。子どもたち視線、職員からの視線の両方を持たなければ、学校という船は沈んでしまうのだ。
「よい職場」「喜んで働ける職場」ってなんだろう。デンマークの特別支援学校で働く私が考える、「よい職場」「喜んで働ける職場」の話は明日。
※今日は、私がデンマークに来た経緯を書く予定でしたが、友人からのLINEで書きたいこと湧いてきました。これからも自分の中の「書きたい」に向き合っていきたいと思います。
※写真は長男の入学式の日。