中2長男🇩🇰人生初の試験まであと2日
長男が受ける美術の試験の具体的な内容を書きますね。形式は、私がコペンハーゲンの教員養成学校で美術教員の試験を受けたときと同じです。
今年度から必須になった8年生実技教科の試験
「美術」「音楽」「工芸とデザイン」「調理」のうち各学校は最低1つを選んで、7年生から2年間授業をする。そして8年生の試験にそなえる。昨年はお試し試験(実施は学校次第)があったよう。今年は初めて試験が必須に。
試験の方法は国内共通。ガイドラインがこども・教育省のHPに。
今回の試験は口頭試問だけでペーパーテストはありません。ここでは美術の試験に限って書きますね。試験日程は学校によって違いますが、試験の形式はどこの学校も同じです。
①作品展示 7年生のころから今まで作った作品を、一人ずつのブースに展示。口頭試験で、作品について発表し、更に質問がされます。各作品の課題をよく読んで、理論も理解して、作品の表現方法、テクニック、作品の分析を答えられるよう準備しておきます。
②試験プロジェクト
個人または2〜3人のグループでの試験プロジェクト。何人で、誰とプロジェクトをするかは、生徒が自分で決めます。息子は2人のグループを選択。この試験プロジェクトは3つのパートに別れています。
パート1)「試験の共通テーマの発表。表現方法のくじ引き。」1時間。息子たちのクラスの試験テーマは「愛」。息子のグループはくじ引きで表現方法「絵画」を。水彩画にするそう。2人で一緒に作品を作ります。テーマの発表とくじ引きのあとは、作品作りに取り掛かってOK。時間は全部で1時間とガイドラインで決まっています。
パート2)「作品作り」45分授業を10時間
試験テーマにそって、リサーチ、スケッチを経て作品を作り上げます。息子の学校では、月曜日に5時間、今日5時間、他の教科をキャンセルして美術の授業です。作品はこの10時間で仕上げなければならず、製作中の作品を学校から持ち出してはいけないそうです。(持ち帰って家で作ってはダメ)明日水曜日は作品を展示する日。
パート3)「口頭試験」
木曜日の試験。美術の先生・外部からの試験官・生徒(個人かグループ)で行います。
まずは試験プロジェクトの発表。その後展示した個々の作品について、美術の先生・外部からの試験官・生徒によるによる会話。作品について生徒が話し、先生や試験官が質問。
試験時間は、1人25分 2人グループ35分 3人グループ45分と決まっています。この時間には、成績発表も含まれます。口頭試験が終わると、生徒は一度退室。先生と試験官が相談して成績を決め、講評と一緒に生徒に伝えます。
息子たちのグループは、木曜日の11時が試験。試験課題の作品を今日無事に作った様。作品の出来は満足だそう。今夜は作品の分析を書き上げました。
「もうムリっ」と言って今晩もいつもより早寝。脳みそ使うと疲れるよね。