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国連デー@国連創設記念日に考えること

PRディレクターのさやです。

外が寒くなってきて暖かい恰好をしても,いざお店に入ると暖房がきつくて暑すぎる問題をどうにかしてほしいさやです。#結局カーディガン最強説。

さて,今日10月24日は国連創設記念日,いわゆる国連デーです。トップ画像はスイス・ジュネーブのレマン湖に浮かぶ国連旗。5年前,パリ留学中の休暇にジュネーブを訪れた時に撮影したものです。ジュネーブには国連本部があって,建物の内部ツアーに参加するために行ったのですが,当日は団体客しか入れないといわれ,結局入れませんでした。いつか職員として正規に中に入りたいと思います(笑)

今日の日におもうこと

今日は個人的な想いメインにを綴っておこうと思います。

1945年の第二次世界大戦から75年ですが,私にとって国連との出会いは6歳の時でした。今から20年前のことです。本の中で国連総会の写真を見て,世界中の人々が集い,和平や人権尊重という共通の目的のために尽力している組織があるのか,なんだかかっこいいなーと思ったのが始まりです。

それから月日が経ち,紆余曲折は様々ありましたが(本当に色々あった),今はまっすぐに国連機関での勤務を目指しています。私が国連機関において最も魅力を感じている点は,「多国間主義」という理念です。マルチリテラズムともいわれますが,ある課題に対して,一国だけで解決するのではなく,多数の国家で取り組んでいこうとする姿勢のことを指します。

グローバル化の進展に伴って,そもそも一国だけで解決できる問題はむしろ少なくなっています。地球全体の課題に,地球市民として協調しあいながら最善の方法を尽くすことが何より求められています。しかし,特にここ数年自国主義の姿勢を前面に押し出す国が増えてきたことへの大きな危惧があります。自国の利益を追求することは,一国の大統領として決して間違ったことでありません。むしろ求められる姿勢でしょう。ただし,それがゆえに国際協調をおろそかにしてしまっては,過去の過ちを繰り返しかねません。

国連はそもそも20世紀に二つの世界大戦を起こしてしまったことに対する猛省と,二度と戦争の悲劇を繰り返さないために設立されたものです。しかし,今の世界において多国間主義は当初と比べて色褪せている部分があるのが事実でしょう。

アントニオ・グテーレス事務総長は,国連デーに寄せるメッセージで,国連の存在意義について触れ,人々の結束を呼び掛けています。特に新型コロナウイルスの世界的なパンデミックにより,改めて国際協調が求められているからです。

今日のjapan timesでは,世界保健機関(WHO)のユニバーサルヘルスカバレッジ(UHC)親善大使を務める武見敬三参議院議員と根本かおる所長の対談が掲載されています。今この時に,多国間主義を再活性化するためには何が必要かを議論しています。

まとめ

今日は国連デーということで,国連の理念に対する想いを綴ってみました。ちなみにこのnoteを「緒方貞子さんの追悼シンポジウム」を聞きながら執筆しているので,後日そのシンポジウムについてもまとめたいと思います。今日一日は私にとって,まるっと国連の取り組みや現代世界が抱える課題について考える日でした。散文駄文になってしまいましたが,ご精読いただきありがとうございました。







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