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【広報担当者必見】SDGsウォッシュとみなされる3つの事例

PRディレクターのさやです。

noteを始めた頃はnote一本書くのに5時間ほどかかっていました(とほほ・・・)!何を書くか,どう書くか,どうしたら読みやすくなるかなどを考えているとすぐに時間が経ってしまって,絶望していました。ですが,note連続投稿を一か月続けてみて,ようやく書き始めてから投稿まで一時間以内で完結できるようになってきました。継続は力なりを身をもって感じております。

さて,今日はSDGsウォッシュについて,まとめておこうと思います。

SDGsウォッシュとは?

「SDGsウォッシュ」とは,SDGsに取り組んでいると表で謳っているのに,実態が全く伴っていなかったり,不合理な事実を隠している状態のことを指します。環境保護の分野でうわべだけのエコを指した「グリーンウォッシュ」,サステイナビリティに対するうわべだけの取り組みを指した「ブルーウォッシュ」などの類似語です。

では,具体的などのような事例がSDGsウォッシュとみなされてしまうのでしょうか。以下で3つのポイントにわけて解説します。

①サプライチェーンの流れ全体を考えられていない

製品のサプライチェーン全体を意識して,誰がどのように関わっているかを把握していなければなりません。

例えば,あるアパレル企業が,リサイクルやリユースを通して環境保護に努めているとしたら,「ゴール13:気候変動に具体的な取り組みを」という項目には貢献しているかもしれません。一方で,衣類の製造に関わっている労働者の環境が劣悪だとしたら,「ゴール8:働きがいも経済成長も」という項目においてはマイナスな影響があるかもしれません。

日本国内だけの関係者だけでなく,サプライチェーンに関わるすべての人にどのような影響があるのかを俯瞰して考えなければなりません。

②チェリーピッキングをしている

SDGsウォッシュと似ている表現ですが,「チェリーピッキング」とは,良いところ・都合のよいところだけをピックアップして社会に伝える行動のことを指します。本質的に企業が向き合うべき課題に対する進捗状況ではなく,すぐに達成できる項目を大々的にアピールするなどの行為が該当します。

③何らかの悪影響を別の活動でカバーしようとする

事業において発生した悪影響を,別の社会支援活動でカバーしようとすることも,SDGsウォッシュとみなされるでしょう。例えば難民支援や貧困世帯の子どもたちへ教育資金援助をしていることを謳っていたとしても,サプライチェーンの上流で児童労働が行われていることを知った上で対策を講じていない場合などが該当します。「ゴール4:質の高い教育をみんなに」に対する項目に対するSDGsウォッシュとみなされる可能性が高いです。

まとめ

インターネットやSNSの発達で,企業の実態が今までよりも明るみに出やすくなっている今,企業の広報はさらに誠実で正直な対応が求められています。また,事業全体を俯瞰した上で,ステークホルダーが誰で,どのような影響を与えているのかという幅広い理解が求められるでしょう。

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