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★スピリチュアル・ジャーニーvol.4 飛鳥★

スピリチュアル・ジャーニーとは何か?
それは観光地に行くこと・友達に会うことといった
「計画目的」がない旅のこと。
ハートやインスピレーションや
タイミングや縁に従って旅をすることー🦋+°.


このnoteはインスタの再掲です🦋https://www.instagram.com/p/CqDWCySAk5X/
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飛鳥駅を降りてからはレンタサイクルを借りて、飛鳥の明日香村を走った。

平日だからか、私と同じようにバックパックを背負ったひとり旅の女性やおじさんをよく見かけた。





明日香村は聖徳太子が生まれたと言われている村。
1400年前、沢山の畑の中に時々飛鳥時代からの古墳が沢山点在している不思議な土地。
ここについても仕事で書くことがあって、どうも気になった。そして幸いにも行きたかった大神神社・三輪山ともわりとエリア的に近かった。



飛鳥に着いて思ったのはー。
何千年もの歴史を持つお寺も多い雰囲気からか、一般的な田園風景とは違う雰囲気で、今まで感じたことのない不思議な「時空のゆがみ」のようなものを感じるような気がした。



あとは空が妙に印象的で、龍を感じるような。
いくつもの勢いある模様を沢山見た。





完全な観光目的というよりは、今回はスピリチュアルジャーニー。
レンタサイクルの時間が限られてたこともあり、ハートの赴くままに自転車を漕ぐ。



古墳を一つ見たあと、駅から1時間くらい漕ぎだし田園が階段のようになった棚田の中を走っていると、広い見晴らしに平日ということもあり私しかいないタイミングもあった。
鶯の鳴く声と、笹の揺れる音。

その中や山中を走っている時、「自然って気持ちいいー!」というよりは正直怖さをたしかに感じた時間があった。それも動物とか霊とかというよりはー。

こんな言葉を使うと厨二病みたいだけど誤解を恐れずに言うと「魔界」のような雰囲気を感じたタイミングがあった。霊などは見えない私でも何か不思議なバイブス、超えてはいけない時空や次元を超えてしまいそうな畏れを感じた。



そうなのだ。飛鳥にある時空や次元のゆがみのようなバイブスは、「魔」という言葉がとてもしっくりきた。
奈良にも少しあるが、特に飛鳥の古墳や社寺はどうもそんな雰囲気があるのだ。

そして興味深いのが、そのバイブスはどうやら自然ありきであること。
東京で見るような、人間をただ控えめにグリーンで優しく癒やしてくれる自然とは違う。
神や魔物を、人間より大きな次元の何かの捉えきれない畏怖を感じる自然。

そう、飛鳥には自然の中に存在する畏怖ある「神的なもの」や蠢く「魔」を崇め祀ったり魔術で封じるような雰囲気があるのだ。



実際三輪には自然が祀ってある神社があったり、飛鳥にも結界の風習が残る集落あったりする。


これは現代、特に都心では全く彷彿しない感覚だった。
自然に切実な畏れの感覚があったからこそ人は自然を祀ったのだと直感的に思った。
自分達より大きなものに「生かされている」感覚があったから、生け贄を捧げるような信仰すらもあった。人間視点ではとても怖いけど、動物にとっても人間はそんな存在なわけでー。



本当に自然のほんの一部であると自分達を認識したのならー。自然に悪になることはできないし、祀る・捧げるという感覚までもがはじめて少し腑に落ちた感覚がした。

※ちなみにあとで調べてみたら、
古墳が盛んに作られた古墳・飛鳥時代には、祭祀と呪術的風習が盛んで、人びとは自然崇拝の農耕儀礼や祭祀を大切にし。呪術的な風習もおこなわれていたよう。
古墳はただのお墓でなく生け贄や呪術儀式にも使われていた可能性があるみたい。





そんなことを考えながらサイクリングしていた夕方、実はほんとちょっとだけ怖い体験もした。
ふと暗くなりはじめた夕方、私はレンタサイクルのレンタル時間が残り1時間を切っていて、急いで駅に向かって山道を漕いでいた。
電動自転車で一目散に漕いでいた中、ふと脇目に綺麗な小さい滝、なんとなく音や勢いに龍を感じる滝が目に入った。



電源が(最初にはしゃいでストーリーをあげすぎてw)なくなりかけてたから見ないようにしてたスマホを、思わず一瞬写真をとるために開き、ついでになんとなくGoogleマップを確認した。
シンプルな道順と思ってたので特に確認してなかったのだけど。



すると私は駅から完全に離れる方向の山奥深くに入りかけていることに気づいた。
高低差のある田園地帯の中で、途中微妙に曲がらなきゃいけない道を見逃していたのだ!



そっちだと思い込んで迷うことなく突き進んでいたので、もしそのまま山奥を突き進み続けスマホの電源が無くなってたら?ちょっとやばかったかもしれない。もちろん車も時々走るしコンクリートの道路があるので、遭難なんてすることはないはずだけど。。。


まるで滝が「そっちじゃない」と止めてくれたみたいな出来事だと思った。



そうしてなんとか到着したのは17時返却の16時59分。絶対に間に合わないと思っていたのに、なぜか地味にギリギリに着いていた。

つづく

(私の感じた飛鳥の雰囲気が動画で伝わるといいけど。ぜひ音楽ありできいてみて!)

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