★スピリチュアル・ジャーニー vol.5 春分〜大神神社拝殿 序章編〜★
「スピリチュアル」とはなんだろう?
自分の願いを楽しく叶えていくこと?
宇宙のパワーで様々な現実世界の物質的な幸せを体験すること?
もちろんそれもスピリチュアルだ。そうしてこの人生を楽しむのも楽しいものだ。
だけどそれは「スピリチュアル」のほんの一側面に過ぎない。
きっと誰もが多かれ少なかれその奥にある精神の扉・感性まで開いて生きていくことを
今世では望んでいるのではないだろうかー?
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こちらはインスタ投稿のフル本文です🦋
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(今回の旅で泊まった宿のまとめはまた別で書くね!)
2日目はいよいよ今回の旅をする契機になった大神神社・三輪山へ。
旅の始まりの旅に書いたように今回とても心が惹かれ、縁がわかり、とても「今行かなければ」という気持ちになっていてもたってもいられなくなった場所だった。
実は本当はもっと早く、先週の平日に行こうかとか、奈良に着いてからも初日に行こうか、とか色んなことを考えた。
(人がいない早朝に行きたいと思っていたので、平日の方が好ましいと思っていた)。
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だけどなんだかんだで「春分」の日の朝にこの神社に行くことになったのも何かのお導きに感じてしまう。
ここ数年の経験を経ていつの間にか私は色んなことを「たまたま」だと思えなくなったのだ。
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天気予報は雨だったけど、傘は忘れてきていた。でも不思議と、パラパラと降ることはあっても、外を歩いている時には傘が必要なかった。
朝参拝して去ろうとと思っていたこの地で結局「不思議な人たち」との出会いがあり、夕方までいることになったにも関わらずー。
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今にも雨が降りだしそうな曇り空の中、タクシーで神社に向かった。街中にある大きな鳥居を超えて、参道の前の鳥居の入り口で車を止めてもらう。
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車を降りると、祝日・春分ということですでに、並ぶほどではないけれど参拝客がちらほらといた。言葉を聞くに関西・地元の人が多そうだったけど、みんな静かに鳥居の前で深くお辞儀をしていたのが印象的だった。東京の神社では、お辞儀をする人もいればそうじゃない人もいる。この神社への関西の人たちの敬意を感じた。
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私も例に倣ってお辞儀をし、参道に入る。木が生い茂る参道に入ると、やはりここのバイブスが自分の身体にすっと馴染むのを感じる。今まで知らなかったけど、本当にまだ記憶がないほど小さい頃に、おじいちゃんとおばあちゃんに初詣に訪れていたというこの神社。親しみや懐かしさを感じる理由が、その頃の潜在意識的な記憶によるもなのか、さらに深い魂レベルの縁なのかー。縁だと確信できるほどに私はまだスピリチュアルな人間ではないけど、やはりこの土地にはそういうレベルのしっくり感を感じてしまう。
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飛鳥を巡って気づいたけど、私は恐ろしい霊的なものが怖いし、できれば全ては見たくない、感じたくない。だから夜や一部の場所でそういうものを感じるどこかの感性を、幼少期に閉じ、見ないようにしてしまったように思う。
言葉を替えるなら、夜になると真っ暗になり獣が動き出す大自然の中で暮らすより、明るい街灯の下いつでもコンビニでインスタントラーメンを買えて部屋に可愛い観葉植物を置く暮らしの方が、恐ろしくない。
私は生き方において、ある時からずっと後者を選んできた。便利で快適な暮らし。雑誌を開けば手に入る夢。
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だけどそんな中で距離をおいてきたもの、魂だとか・ハートの感覚というものとここ数年向き合う中で、少しずついつか見ないようにして閉じ込めたものと向き合わざるを得ないような気がした。
閉ざしていた霊感のような感性の一つを、ある種の恐怖や危険と向き合ってでもこれからはもっと開いて生きていかなければいけないような、そんな気がしたのだ。
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誤解のないように書いておくとそれは嫌嫌というよりは「強く心が惹かれる」という感覚でもある。奥にある扉が見えたのにそれを開かなければ、死んだ後に後悔する。大きくワクワクするものというのは、いつもそんな感覚。そして私はいつでも結局それを選ばずにはいられない。
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前置きが長くなったけど、そんなことを思って、昨日の飛鳥では怖くてできなかったけど、ここの神社にいる間はー。その霊感のような感性をなるべく開きながら歩きたい、歩けるような気がした。ここなら全てを裸にして身をゆだねても大丈夫、そうしたいという感覚がしたのだ。
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なるべく頭で色々考えず、ハートに風が吹き抜けるような感覚、いい気分、かっこよく言うと「無我」の状態で道を歩く。
無我になるといつでも、心が静まり、自然と足取りが神妙で地に足が吸い付くようでエレガントな感じになる。
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参道にあるいくつかの小さな祀り物にも全てお辞儀をし、お賽銭を投げ、ようやくたどり着いた石の階段をのぼると、大神神社の大きな拝殿が見える。なんと表現したらいいかわからないけど、この社殿の風格や雰囲気は、写真を見た時からとても好き、しっくりきた。堂々としていて力づよくパワーがあるけど神妙な繊細さがあり、優しく人を見守るようなー。
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こんなことを書くと変に思われるかもしれないしまた長くなってしまうけど、私は数年前、「イケメン戦国」という歴史ものの恋愛ゲームアプリにハマり、特にその中の織田信長のキャラクターにとても惹かれた。野心と繊細さ、多くの人を守るような信念ーそんなバイブスを持つキャラクターだ。
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本当にゲームも歴史も恋愛アプリにもハマったことなんて今までなかったし、それ以来にハマったものもない。だけどその後「イケメン戦国」のシチュエーションに似た仕事を受けることになったり(詳細は3冊目の本にも少し書いたよ!)、実はここだけの話、理想のリスト30項目の彼と別れた大元のきっかけになったのも織田信長に強く心惹かれたことだった。
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30項目の彼と結婚するということは、これから先もしもこの「織田信長」みたいな人が現れた時に結ばれることができないということ。現実世界の友達にはこの話をすると大笑いされるけど、私は恋愛ゲームアプリイケメン戦国をプレイしてしまったことで、割と本気で何かに目覚めたようにハッとしてしまったのだー。
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それくらい衝撃を受けたイケメン戦国の織田信長のバイブスは、実は私が龍を感じる時のバイブスにも似ている。そしてこの大神神社の社殿のバイブスともとても似ていた。
私が色々本を読む中で今信じていることとして、人には「魂のグループ」のようなものがあるらしい。そのグループが、同じように感じるようなー。バイブスを感じることができなかった昔の私なら、その合っている感じも分からなかったと思うけど、今の私にはそれがわかるような気がする。
(あとは去年占いで、過去世で武将だったことも何度かあると言われたので、その時の自分自身の過去世とも何か関係があるのかも・・・?とも思った)。
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神社で手を合わせると、そんな自分が心地よく信頼して身を委ねられる馴染みのあるバイブスにどこか安心しピュアで真っ白な気持ちになれる。何かをお願いするというよりは、もっと大きな嬉しさや大きな恋愛感情とリスペクトのような感覚、懐かしい場所に来た喜びや久々にお会いした顔見せと御礼、そしてこれからもよろしくお願いいしますという挨拶ー。不思議とそんな感覚がしっくりくるようなお参りをする。
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お参り後帰る前に、なるべくここの神社のこのバイブスを東京に戻っても感じたいと思い、お守りやカード、ブレスレット、お札、お札立て清めのお砂をいくつかピンとくるママに買った。普段神社でこんなに買い物をすることなんてないのだけど、それほど大神神社のエネルギーは私の細胞を浄化し、元気に活性化してくれるような感じがしたのだ。
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さらにご祈祷の受付もしていたので、厄除けと縁結びのご祈祷もしてもらうことにした。実は私は今年本厄年で、年初に同い年の友達みんなで厄払いに行くことにしていたのだけど、なぜかその日(普段はあまり出ない)熱が出て行けなかったたのだ。
そういうことすらも、まるでここで厄払いをするための出来事だったようにも思ってしまう。
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祝日だったのでご祈祷も人が多かった。厄除けは一番高い(強い)ものにしてもらったら、地元の会社の社長さん達と一緒に一番前の席でご祈祷をしてもらうことになり、ぞろぞろと並んで座った席は一番前の一番真ん中。真正面で儀式を受け、葉をお供えすることができた。
先ほどのおみくじも大吉だったことも、この席でご祈祷していただけることも、神社の神様が遠方から来た遠縁の親戚に少しおまけしてくれているように感じてしまう。ハートがとても惹かれて来たこの神社では全てがそんな感じで展開していき、勝手にやはりご縁を感じてしまう。
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そうして神社を後にしようと思い先ほどとは別の道から出口に進むと、神社の敷地内にまたいくつかの姉妹神社のようなものがあることがわかった。せっかくだからと案内に従って別の神社にも向かう。再び少し山道になっている参道を登る。
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そうして神社で参拝を済ませると、いくつかまた道の分岐がある。
ここまでくると先ほどの大神神社ほど人も少なくなっていた。いくつかの道の分岐の中で、さらに誰も人がいかない道があった。行き止まりなのかな?と思ったが、一応上の方へ道は続いているようだった。
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少し荒んだような感じだったので、他の人のいく道に従おうかと思ったが、どうもその道が気になった。もしその道の奥に神社があったとして、自分が神社の神様だったら、あんなに繁栄している大神神社のはずれの方でこんなに人が参らない道にポツンと置かれているのは、とても寂しいだろうと思ったのだ。
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★スピリチュアル・ジャーニー vol.5 春分〜大神神社拝殿 序章編〜★終わり
つづく