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楽器のこと。

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『楽器と私』について、話が、終わりません!

それはそうですよね。

『音楽』と『楽器』については∞。

人生は有限だけど、『音楽』は永遠。

生きている間にどんな音楽に出逢えるだろう。

それは「レコード○万枚持ってます」の人も、「私は一生、この一曲しか聴きません」でも、同じと考える。

合唱部、楽しかった!

全国合唱コンクール、地区大会の代表には、2年間、私の小学校の合唱部は"2位"で、地区大会を突破(1位のみ)出来なかった。

悔しくて皆、泣いた。
先生も泣いた。

熱く、大切な、想い出。

コンクールの会場から徒歩で小学校に戻る。
先生も私たちも、全員、大泣きしながら歩く。

果てしなく長く感じる道中、歩くこと、数分…

近っ(会場のコンサートホールは学区内にあり、信号渡ってすぐなんです)

悔しい想い、止まない涙、まだ帰りたくない…

「みんな!歌おっか!!」
先生が言う。

体育館のステージに上がろうと言う。

小学校は休みの曜日で、誰もいない。

体育館のステージにはグランドピアノもある。

合唱部、皆、ステージに上がる。

先生が指揮をする為、私たちの前に立つ。

伴奏の女子生徒さんはグランドピアノの椅子に座る。

私たちはいつものポジションで並ぶ。

誰も居ない体育館。

誰も「観客」の居ない体育館のステージ。

先生が、サッと手を挙げる。

3時間位、歌い続けた記憶。

時に泣きながら、感極まり歌えない生徒さんや、先生も泣きながら、時に泣き笑いしながら指揮をする。
先生も歌う。
めっちゃ歌う。

あの時の、体育館を見下ろすステージからの視点の角度、景色、私は今だにいつでも「体感」出来る。

誰も居ない体育館は、照明器具もオフのまま。

夕方になるにつれ、壁の窓という窓から、沈む前の陽の光が強烈に射し込む。

合唱部で歌う曲は、合唱コンクール用に毎年の課題曲は必須だが、自由曲その他、先生が選んだ曲を練習する。

当時は考えが及ばなかったが、ドラマティックな曲か多かったな。

先生の選曲は、正統派的、単調、所謂優しいだけの曲はなかった。

転調が多かったり、短調、非常にメロディアス、展開が壮大、歌詞が濃い、淋しげ切なげ…、長調なら賛美歌になりそうなとこまでどこまでも美しく高らか、そういう選曲ばかりだった。

振り切った選曲だった。

私たち当時小学5,6年生の「歌いたい」気持ちを一聴で掴み盛り上げ、「この曲を思い切り表現したい!」と願い、練習が苦しくなく、皆で励まし合う。
曲に熱を吹き込む。
気持ちを乗せる。
お互いがお互いの歌声や音程声量をちゃんと聴きながら、一体化していく。

なんか、結構、なかなか、高度だ。

今やれ、と言われても、もう出来ない気しかしない。

あの輝きは、あの時の、輝き。

そういえば、男子生徒さん、10名近くは入部していた。
きっと『音楽』が大好きな男子!ばかりだったんだろう。
きっと皆さん、素敵な大人になっていると思います(完全に"音楽フィルター"かかった贔屓目)

合唱部で歌い、私にとり思い入れ強い曲は、

合唱組曲「駿河のうた」より『空と樹海と湖と』作詞・宮沢章二 作曲・湯山明

合唱組曲「月と良寛」より『月のうさぎ』作詞・宮地廓慧 作曲・大中恩

『七色の輪の中に』作詞・山本瓔子 作曲・柳沢浩

…です。

他にも沢山の曲を教わりました。

酒井先生、本当に、お世話になりました。
先生のご指導を、忘れることは無いです。

そしてこれらが「You Tube」で視聴出来る事に驚いている2021/02/08現在です。

読んで下さり、ありがとうございます!
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