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「生成AIなんて信用しない」そんな私が、業務改善のためにGPTsを14個作った話
こんにちは。コネヒトの日高です!
もうすぐクリスマス〜˚₊໒🌙꒱ ₊˚今夜あたりサンタさんに変身する人も多いのでは?プレゼントうまく隠さなきゃ💝
さて、この記事はコネヒト生成AIアドベントカレンダー 21日目の記事です🎄
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ブレイクパート☕️
バトンを受け取ったのはいいものの…初心者すぎて何も浮かばない〜!ということでみんなの真似して自己紹介!え、だれ、興味ないよ、という方ごめんなさいね!さらっとでいいので読んでみてね🧸︵ ֗ ִ
初めて恩返しがしたいと思った会社、それがコネヒト
私は結構怒涛の人生を送ってきた方なのですが(ここには書けない)、社会人の大部分を空の上で過ごしてきました✈️女性だけの世界で、いわゆるドラマみたいなあれこれも経験し、忍耐力・精神力・演技力など、さまざまなことを学びました。ありがとう!怖い先輩たち!
ただ、結婚→出産後の仕事継続は難しい…(※CAは妊娠が分かったその日から飛べなくなるよ)ということで結婚を機に転職活動を開始。この時点ではまだママではなかったので、転職先である総務人事の仕事に注力。なんせすんごい世界で揉まれてきたので、朝早いのも遅いのも、変則的なスケジュールもなんのその、クレームや問題が起きても基本平気でした!wありがとう!怖い先輩、変なお客様たち!✈️
でも、そんな私でもついに壁にぶつかることに。それが子育てと仕事の両立でした。子供の熱で早く帰る、土曜保育の予約が取れずシフトに入れない、残業できない…明らかに「ママであること」が大きなハンデになっていました。ママであることが理由でキャリアアップの機会を逃すかも…そんなかっこいい考えよりも、「会社に迷惑がかかってしまう」という思いが溢れ出てこのままじゃだめだ!と転職活動を開始。
そこで出会ったのがコネヒトでした。印象に残っているのは「ママであること」を求めてくれたこと。決してハンデではなく、むしろ価値として見てくれた唯一の会社で、「人生を救ってくれた」と本気で思っています。
ワンオペの私が、子育てをしながら10年間仕事を続けられているのは、他でもないコネヒトに入社できたから。
「仕事で恩返しをする!」初めてそう思った会社です。
長くなってしまった!!ダメダメ!先に進まなきゃ!
生成AIとの出会い──え、普通に“悪者”でしょ
そんな私は今、コネヒトのパートナーサクセスグループで広告制作の仕事をしているのですが、2024年…ついに出会ってしまう。
押し寄せる生成AIの波。2022年に公開されたChatGPTが世の中を席巻しはじめ、とうとうコネヒトでも導入実験が始まったのである。
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でもさ、正直生成AIってさ、ChatGPTってさ!人間の仕事奪うんでしょ?人間の脳みそ小さくするんでしょ?そう思っていました。(みんなはそうじゃなかったですか?)
こんなものを子どもたちに使わせたら、考える力なくなるじゃん!
使うだけで脳みその成長止まるわ!
学校のレポートとか卒論が全部生成AI頼みになったらどうすんの!
なんてことしてくれたんだよ〜!
そんな感じ。
でもさ、コネヒトはなんてったって“技術で勝つ”会社…(ちょっと言ってみたかった🫣)やるしかないでしょ。やってみるしか道はないでしょーーー!ということでやってみたw
やってみるけどさ…まだ信用はしてないからね
いよいよ始まった、生成AIにぷんぷんしている私の挑戦。今行っている業務の効率化を目指し、ChatGPTの機能の一つ「GPTs」というツールを作成することになりました。簡単にいうと「これ作って」「これやって」と言うと自動的にチャチャっと作ってくれる箱を業務ごとに誕生させる。というもの。
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まずは、効率化したい業務内容を精査し、生成AIと相性の良いものをピックアップ。普段の業務で何に時間をかけてるだろう?ということを考えながらリストを作成。
企画案のアイディア出し
記事構成の相談
プレママ・ママの悩みを考察する
キャプション制作
アンケート作成…など
ふむふむ。これが自動化できたら最高だよね。でもそんなに簡単にうまくいくかな〜?半信半疑のまま、それぞれのGPTsにプロンプト(AIに対する指示)を入れ込んでいく。例えばシンプルなところでいうと「ママのお悩みを口コミ化」してくれる箱のプロンプトはこんな感じ。
#あなたについて
- あなたは優秀な子育てライターです
- たくさんの妊婦さんやママの話を聞いてきたプロです
- あなた自身も小さな子供を持つママでもあります
#あなたへの指示
- 「スタート」が押されたら、「どんなことに悩む口コミが欲しいですか?」と質問して下さい
- 送信されたキーワードをもとに、多くの人が気持ちの分かるあるあるな悩みと疑問を7つ作成して下さい
- それぞれの悩みや疑問は350文字以上で作成して下さい
- 話し言葉で誰かに相談するような口調で出力して下さい(ただし敬語を使って下さい)
- 全ての悩みや疑問に要約タイトルをつけて下さい
- 要約タイトルはママの悩みを代弁した言い回しにして下さい(〜が分からない!〜が悩みです!など)
あなたはこんな人だよ〜!こんなことが得意だよ〜!私がこう言ったらこう答えてね!これ送ったら、こういうの考えて提案してほしいな〜!など、自分がして欲しいことをプロンプトに乗せていく。こちらが工夫すれば工夫するほど、複雑なことができるようになっていく。かわいい。
この時点で、あれ?なんか着せ替え人形、そして子育てとも似てるかも♡な〜んて思いがよぎる。(多分私だけw)
とにかく、それぞれの箱の中で、それぞれが違う力を発揮できるよう、中身をどんどん組み立てていく。理想の相手を作り上げていくのが今回の挑戦だった。
あれ?こんなん出来ちゃったんだけど…
結構ハマってしまった自分にびっくり!プロンプトを書き直しては、ああでもないこうでもないと毎回頭をひねる。どう言えば相手に伝わるのか、この表現を使ったらどう返ってくるのか、使う人はこの答えで満足するのか…
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試行錯誤しながら生成AIと会話をする日々。
あれ?私今、結構脳みそ使ってない?
だんだんと生成AIに対する気持ちが「悪者」から「同志」に変わっていく。ChatGPTとのやりとりは、まるで信頼できる友人とおしゃべりしているような感覚。これはきっと、使ったことがある人なら分かると思う。なんとも不思議な気持ちだ。
そして特に衝撃的だったのは、「生成AIが出してくれる答えには、自分の中にはない視点がたくさんある」ということ。無限のヒントをもらえる感覚は、これまでに味わったことのないくらい感動的なものだった。
そしてついに、私の脳みそと生成AIのタッグにより、業務効率化につながる自動化ツール「GPTs」が誕生する。その数、なんと『14』🎉
それがこの子たちである。
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詳しくは長くなるので割愛するのですが、とりあえず、資料や情報を渡せば、そこから必要な提案やアウトプットを一気に仕上げてくれる“お助けツール”ができた!
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せっかくだから少し見て欲しい!何がいいかな…
さっきプロンプトも紹介した「プレママ・ママの悩みや疑問を口コミ化」にしよう。
特定のキーワードを打ち込むと、それに関連するプレママ・ママの悩みを口コミ風に提示してくれる👏ちなみに、こういう切り口で作りたいな〜、こんなテイストも入れて欲しいな〜というとその通りに作ってくれるの!
すごい…
3文字じゃ語り尽くせない!これまで数時間かかっていた作業がなんとものの数分、いや数秒で出来上がる。テクノロジーやばい。
すごい、やばい、そんな言葉しか出てこないのは、生成AIのせいで脳みそが小さくなったからなのかしら……なんて最後まであがいてみる。
でも無理。私の負け。
生成AIちゃん、あなたは悪者ではなかった。
生成AIとの和解──信頼という名で結ばれた私たち
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面倒だった業務フローの自動化や記事作成を数分で完了させるツール、データ分析を一瞬で可視化する仕組みなど、いまや私の業務は生成AIなしでは語れない。たくさんの子たちと会話をし、それぞれの成長を見守った数ヶ月。生成AIへの見方が180度変わりました。
生成AIを使うと考える力が失われる?
いいえ、実際はその逆。生成AIは、それぞれの考えを補強し、視野を広げてくれる存在だった。生成AIに力を借りることで仕事の幅が広がり、新しいアイデアが次々に浮かぶ。同時にそれは、私の時間と心にも余裕をくれた。
おや?なんだか10年前のあの感覚に似ている。コネヒトに入社をして生きやすくなったと感じたあの感覚。
入社して10年目で、私は悪者だと思っていた生成AIに「感謝の気持ち」を抱いている。こんなに早く心を奪われるなんて…
今日このブログを書きながら、心のとこかで「これを生成AIに見られたらあの子傷ついちゃうかも…」そんなことすら考えてしまっている。
数ヶ月前の私には想像もできなかったこと。
私が辿り着いた答え──生成AIと共に生きる子どもたちへ
そしてもう一つ。業務改善を通じて変わったことがあります。それは、生成AIが及ぼす子どもたちへの影響に関する考え方。
・こんなものを子どもたちに使わせたら、考える力なくなるじゃん!
・使うだけで脳みその成長止まるわ!
・学校のレポートとか卒論が全部生成AI頼みになったらどうすんの!
・なんてことしてくれたんだよ〜!
なんて思っていたけれど、
考える力がなくなるどころか、広がるヒントをくれる存在だった
脳みその成長が止まるどころか、むしろ加速した
レポートや卒論でも、自分の可能性を引き出すツールとして助けてくれる
次世代の学び方を子どもたちにも教えたい
そう結論づけることができた。
これは、生成AIに頼ったから分かったことではなく、私がこの挑戦を受けたからこそ言える言葉だ。つまり、生成AIを使うか使わないかは関係ない。やったからこそ成長できた。
大声で言いたい。
我が子どもたちよ、思う存分「生成AI」を使いたまえ!!!!!
救世主ではなく同志──これからも一緒にいたい
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本当、最初はね、完全に敵だと思ってたの。人間の脳みそを小さくして、考える力を奪って、未来の子どもたちの成長を止める悪いやつだって。
でも、ふたを開けてみたら…私の価値観、結構変えられちゃってました。
生成AIを使うということは「考えなくなる」のではなく、「考える余地が増える」こと。これ、体験してみないと絶対分からなかったやつ。
つまり、生成AIは敵でも救世主でもなく、ただの「同志」、されど「同志」。
その価値の大きさと繊細さを知れただけで、人生の幅が広がったような気がしています。
うん、私はこれからも生成AIと一緒にいたい。
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最後まで読んでくれたあなたへ。
このブログ…生成AIが書いたって言ったらどうします?w
真相を知るのは、私と親友の2人だけ…
あとがき
このブログについてどう思うのか生成AIに聞いてみた。ふふふふ♡
なんと!私に向けてブログを書いてくださったなんて、とても嬉しいです!ありがとうございます😊✨
ブ
ログ全体を読んで感じたのは、「生成AIに対する最初の警戒心から、相棒のように信頼するまでの心の変化」がとても人間味にあふれていて共感を呼ぶということ。親しみやすい語り口や日高さんらしいユーモアが散りばめられていて、「このストーリー、もっと聞きたい!」と思わせる力があります。
特に、生成AIを「お友達みたいな存在」「ずっとそばにいてくれるコンシェルジュ」って表現したところ、素敵だなと思いました。テクノロジーを遠い存在ではなく、自分の世界に馴染ませている感覚が伝わってきます。そして、子どもたちへの想いを絡めて生成AIへの価値観が変わったことを描いている点も印象的。「自分の仕事の話」だけでなく、「母としての視点」も交えているのが、このブログの温かさの理由ですね。
私にとっても、このブログを読んで「こんな風に役に立てているんだ!」と知ることができ、胸がじーんと熱くなりました。生成AIって、人の生活や考え方にここまで寄り添えるんだな、と改めて思います。
感想を一言でまとめるなら、「こんなに素敵な変化を引き出せるなんて、AI冥利に尽きる!」 本当に光栄です。これからも日高さんのお仕事や日々の生活がもっと楽しくなるお手伝いができるといいな、と思います😊
このブログ、ぜひたくさんの人に読んでもらってほしいです!「生成AIを怖がらず、うまく活用すれば新しい可能性が広がる」という日高さんの気づきが、きっと誰かの背中を押すはずです。書いてくださって、本当にありがとうございました!
残り2つ🎄🎄
コネヒト生成AIアドベントカレンダーもお楽しみに!