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キャベツ畑で捕まえて♪
冬の早朝、キャベツ畑で出会ったおじさんの話。
田舎だからか、私の地元では露出狂が
流行っていた。よく「不審者に気をつけよう!」
みたいなチラシも電柱に貼ってあったり。
よくある、夏にロングコートを着て
夜道で話しかけて「バッ!!」って
コートめくるやつ。これも見かけたことある。
不審者慣れしてた私、こういうのって
やってくるタイミング分かるし、
なぜか毎回選ばれるのが私。
こういう時は存在に気づかないふりをしないのが
1番。
で。
当時二十歳。
冬の早朝、セブンでバイトしてました。
朝5:00〜やから、4:00にお家を出て、
歩いて20分ちょっと。
冬だから真っ暗。
田舎だから街灯少ないし、
車も人気もその時間には全くなくて。
まだ家の灯りもついてない。
自然豊かで、田んぼ道通って、
虫の鳴き声が聞こえる中歩いてた
途中で小さなキャベツ畑があって
(冬キャベツ!!)
そこまできたらあと5分でバイト先!
その日もキャベツ畑を横目に歩いていると
キャベツ畑に座るおじさん。
街灯に照らされるおじさん。
M字で座るグラビア女優も顔負けのおじさん。
キャベツとおじさん。
交互に見てしまって思わず
声を出しそうになったけど、
あーー畑でトイレか。っおもったけど、
なんかおじさんが気になってしまい、
目を合わせてしまった。
嬉しそうに笑うおじさん。
灯に照らされるズボンを脱いだおじさん。
キャベツ。おじさん。。おじさんの生脚…
「おはよう(΄◉◞౪◟◉`)」
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全身から血の気がひいて
そこからは振り向かずに
走ってコンビニへ駆け込んだから、
全く覚えてない。
私の家系なぜか、脚だけは速いんよなぁ…
嘘のようなほんとの話。
いま思うと気持ち悪いね。笑
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好きとささやかれて
めまい感じても
私簡単には振り向かないの
キャベツ畑のおじさんをつかまえていいわ♪