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好きなものを好きということ
こんにちは、sayakaです。
今回は「好きなものを好きということ」をテーマに取り上げます。
今年私自身が社会人になり、限られた時間の中で自分と向かい合ったり、好きなものと向かい合う中で感じたことを折り混ぜながら書かせていただきます。
皆さんは自信を持って好きだ!と言えるものはあるでしょうか。
好きな食べ物や趣味などは自己紹介でもよく使われますが、これが好きだ!と胸を張って言える服やものなどはあるでしょうか。
物が溢れすぎている世の中でみんな必死に働いていて、時間もない中で全てのものに全力で向かい合うのはとても難しいことです。全部に向き合うのは正直困難だと思っています。
”なんとなく”好きだからやそもそも何でこれを買ったんだろう?というアイテムがあるという方も多いのではないでしょうか。
でもその中でも自分の身の回りにあるお気に入りや大好きと思えるアイテムを増やすことこそ今の世の中に大事なのではないかと思います。
スマホをひらけばSNSですぐに他の誰かと比較できる時代で、目に入る情報量はここ数十年で莫大に増えました。
だからこそ、自分の意思で選ぶことがより重要だと思います。
何度も私のnoteで書かせていただいている選択の大切さですね。
カネコアヤノさんと甲本ヒロトさんのインタビュー。このインタビューの内容に本質が書かれていると思いました。
特に今回は『大事なのは俺のいいねだけ』を取り上げさせていただきます。
甲本 その通りです。そうやってライブの楽しさを知ったら、他人の「いいね」が欲しくなくなるんだよ。どうでもいい。「いいね」なんか1つももらえなくていいんです。「俺のいいね」がドーン!とあるから。
カネコ 確かに。
甲本 「俺のハンバーグ」とかいろいろある、あのシリーズだよ(笑)。「俺のいいね」ですよ、大事なのは。非常に傲慢なこと言ってますけど、それでいいと思います。僕は料理によく例えるんだけど「俺はそんなに好きじゃないけど、お客さんが欲しがるから、この味付けにしました」「全然うまいと思ってないんだけどお客さんが言うからどうぞ」っていう食いもんどう?
カネコ イヤですよね。自分が「うまい!」って思ったものを出してほしい。
甲本 そう、「めっちゃうめえから食ってみろ!」って。それでお客さんが「うまくねえ!」と言ったら「じゃあ食わなくていい!」。
カネコ 「俺は一生食うよ!」って(笑)。
甲本 「俺の」シリーズで最近すげえなと思ったのは「まいばすけっと」(※イオングループのスーパー)。みんな気付いてないと思うけど、あれも「俺のカゴ」なんだよ(笑)。「俺の」ってネーミングには傲慢さも含まれてるけど「自信があるんだな、じゃあ行ってみよう」とみんなが思うような効果はある。だから日和らないで「俺の」だったり「私の」だったりを強く持つことって結果的に得すると思う。
カネコ ホントにそうですね。全部自己満でやらないといけない。
甲本 そうだよ。自己満足以外の満足はないから。あなたはもう全部知っている。「自己満足も大事」なんじゃなくて「自己満足だけでいい」。傲慢です。僕はこういうふうに傲慢でやってきて、生活できてるから、それでいいんだって証明してます(笑)。そして、ある日気付くんだよ。僕は自分勝手にやってきたけど、お客さんたちはみんなそれを求めていたんだと。そしたら、それが本当の後押しになってくれて、そのときに「お客さんありがとう」と思える。
カネコ やります、傲慢で。今決めました。
『俺のいいね』を持つこと。
甲本ヒロトさんの例えが本当にわかりやすくて、この記事を読んだ時にはとても感動しました。
みんなもっと傲慢に生きていいと思います。
誰かが持っていたからとか合わせないと世間から浮いて見えるからとかではなく、ニュートラルに自分の好きなものってなんだろう?を突き詰めていくことで必然的に自分という存在とも向き合うことになると思います。
そこで自分の好きなものを罵ってくる人がいればそれは自分自身に必要ではない人です。
また、最近MIDWEST TALK SHOWのGROUP E のデザイナートークでのsulvamのデザイナー藤田さんが答えていたいつまでも美しいと思うものの解答がとてもよかったので要約して書かせていただきます。
※35分あたりからの藤田さんの言葉を要約しております。
"いつまでも美しいと思うものは、子供。
子供の尊さとか可憐さとかそういうものはその時にしかなくて、大人になってもそれを持っている大人もいるんけど、ここにいる全員が持っていたんだよ。それは世界中の人が変わらないことだと思う。
ショーをする時には学生はもちろん、赤ちゃんまでも呼ぶんだけど、なんでやっているかというと何かのきっかけになって、何かを感じたり思い出してもらえたらいいなと思っているから。
一番美しいと持っているものは子供の心、気持ち。"
確かに誰しもが子供という過去を持っていたことは共通していて、あの頃は全てが新鮮でワクワクして自分の意思で行動していたのに、今自分の意思で行動していると思うことは本当に自分の意思なのか...
子供の頃に抱く全ての発見、感情、素直な意見ってとても美しくて限りがあるからこそ儚い。
汚れのない心、純粋に新しいことを発見できること。クリアに、ダイレクトに受け止められること。
成長すればするほど昔から好きなものや身近なものを大切に、愛し続けるって簡単なようでとても難しい気がします。
好きなものがわからない人はもしかしたら子供の時に好きだったものが自分の好きの原点だったりするのではないでしょうか。
最後にFETICOの舟山さんの24AWのショーで語った一言を取り上げます。
“好きなものを大切にすることは、自分自身を大切にしていることと同じ。好きなことに素直な自分はより愛しく思える。お気に入りと共に人生を歩むことは、何より幸せなことだから”
/ 好きなものを大切にすることは自分自身を大切にすること 「フェティコ」が示す自分を愛しむ方法
好きなものを共有できる相手に出会え時には心から楽しいです。
自分の好きなことを好きということは出会う相手も変わりますし、共通のものを持っている人とは距離が縮まるのも早いなというのもここ最近の気づきでした。
ネットだけでなく、実際に物を見て、悩んで相談しながら買うのも好きなアイテムを見極め、好きを深めるコツかもしれません。
本物と向き合おうとすることで本物に出会う確率も増えますし、そんな好きが溢れる服やもの、人で自分のことをもっと大切にしていきたいです。
好きなものを好きと堂々と言える人が1人でも増えてくれならいいなと思います。
この記事が改めて何が好きかを考えるきっかけになっていただけると嬉しいです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
sayaka