さやだんによる刑務官のための英会話学習方法
ご挨拶
こんにちは。
さやだんです。
今日は、ブログではなかなか書くことができない、僕流の英語学習方法についてお話ししますね。
最近、英語学習本が世の中に星の数ほど出回っていますけど、刑務官目線に立った英語学習方法ってなかなかないと思ったので、ここで紹介したいと思います。
英語学習において、一番大事なことは、継続できるかどうかです。
ここでは、これまで世の中になかった、「刑務官の立場での継続可能な英語学習方法」について、お話しするので、ぜひ、参考にしてみてくださいね。
刑務官は英語に触れる機会がほとんどない!
僕も常に感じていたことですが、一部の刑事施設を除いて、勤務時間中に英語に触れる機会はほとんどありません。
つまり、勤務を通じて英語力をアップさせることができないのです。
府中刑務所や大阪刑務所のような国際対策室があり、外国人受刑者が多く収容されている施設であれば、それなりに英語を活かす機会もあるでしょうが、一般的な刑事施設の場合はそうはいきません。
そういう場合は、「自分で英語学習時間を確保しましょう」ということですが、その確保の方法と、学習継続ノウハウについて、ここから詳細にお話ししますね。
僕は、元刑務官ということもあって、常に刑務官さんたちに寄り添って、現役刑務官のために情報提供をもって貢献したいと思っているので、まずは、最後まで読んでいただけたら、これ以上の幸せはありません。
実際にさやだんが実践していた勉強方法はこれ
実際に僕が継続できた方法は、「オンライン英会話」に申し込んで、毎日家に帰ってから、外国人とお話を楽しむというものでした。
オンライン英会話と言っても、高額なものにする必要はなく、月額7,000円程度で、受け放題のレッスンの「ネイティブキャンプ」を利用していました。
24時間、365日、好きなだけレッスンを受けられます。
お気に入りの先生は予約が必要な場合もありますけど、他にもいろんな先生が居られるので、受けたい時間に受けられないということはほとんどありません。
一コマ25分なので、受けやすい時間であるので、「今日は、ちょっと疲れてるから一コマにしとこうかな〜」なんて受け方もできます。
実際、勤務を終えて、武道訓練を終えて、家に帰るとクタクタだと、やる気が出ないのも事実。
そんな時でも、一コマだけ、そして、トピックを「フリートーク」にしておくと気が楽で、かつ、話したいことを話すスキルが身につきます。
あと、複数回レッスンを受けるのであれば、同じトピックで、先生を変えて受けると効果的です。
つまり、自分が話したいテーマを完璧に話せるまで練習するという方法です。
英語は、考えながら話しているうちは、話せているとは言えません。
無意識に口が動くようになって初めて、英語が話せるようになるレベルなので、その領域にまで行けるように頑張ってくださいね。
話せるようになるための練習方法については、このネイティブキャンプで十分だと思います。
ちなみに、リーディングとライティングに関しては、これだけでは不十分です。
刑務官がモチベーションを維持するために必要なこと
刑務官はタダでさえ激務なのに、さらに、せっかく勉強した英会話も使う場面が少なかったらモチベーションだって上がりっこありませんよね。
そこで、数少ないモチベーションを維持する方法ですが、それは、国際会議のメンバーに選ばれたり、在外公館メンバーに選ばれることを目標にすることです。
これらのメンバーに選ばれることは、とても名誉なことであると同時に、一生忘れられない思い出にもなるのです。
これらのことで実績を作ってさえおけば、いろんな場面であなたを必要とする会社だって現れるはずです。
そういう実績を作ることをモチベーションにして、英語学習を継続することは、必ずあなたの将来に役立つはずです。
また、逆バージョンのモチベーションにはなりますが、刑務官をずっと続けていると、将来的にずっと刑務官のままでいなくてはならなくなるかもしれません。
50歳過ぎて、刑務官に嫌気がさして、ストレスに苛まれる毎日でも年金を受給するまで刑務官を続けなくてはなりません。
下手をすると、年金受給額が将来的に十分ではなくなってしまう場合において、その頃の年齢で働けるところがあるわけありません。
つまり、何か特技を身につけておかなければ、将来的に身動きが取れなくなってしまう可能性だってあるのです。
しかしながら、公務員だからと言って安心せずに、日々、自分の特技を磨いておけば、いつでも方向転換は可能です。
将来的に安心できる生活を手に入れるための保険として、プライベートの時間を使って、特技を磨いていきませんか?
まずは、英語で表現したいことを日本語でリストアップしていく
英会話が上手になるためには、自分が使わない表現まで勉強する必要は全くありません。
例えば、医療の学会で発表するような論文に出てくる専門用語なんて、初心者はまだ勉強する必要はありませんし、勉強したところで使う場面がなく、挫折してしまうだけです。
そこで、自分にとって必要で、かつ、すぐにでも使いたい表現・フレーズを日本語で書いてみましょう。
できれば、ノートでもいいし、ワードでも構いません。
箇条書きでどんどん書き出していきましょう。
例:・状況にもよりますが、おそらく間に合うと思います。
なんとなくですが、将来的にどんな仕事をするにしても使いそうな表現だと、とても便利です。
これらを書き留めていき、deepLなどの高性能な翻訳アプリを使って、英文に直していき、それをひたすら音読していきましょう。
そして、それらが自分のものになってきたなって思ったら、それをネイティブキャンプで試してみるのです。
これはかなり効きます。
僕はこの方法で、留学経験がないにも関わらず、英語が話せるようになりました。
あなたもきっとこの方法で、理想の英語力が身につけられることでしょう。
さやだんとは!?
最後になりますが、私、さやだんはブログで情報発信も行なっており、刑務官のみならず、さまざまな業種の方からもたくさんコメントをいただいております。
ご興味のある方は、ぜひ、下記URLからご訪問いただけますと幸いです!
刑務所の中が丸わかりです(笑)
また、Kindle書籍もAmazonにて販売しておりますので、こちらの方もよろしくお願いします。