さやだんが総理SPチームに入って感じたこと。
こんにちは。
さやだんです。
今日は、おそらくあまり世に知られていないであろう、総理SPチームの活動についてお話ししますね。
ただ、この話題はかなり機密性が高いと思うので、話し過ぎないように、そして、隠し過ぎないように、慎重にお伝えしていきます。
総理SPチームってどういう時に活動するの?
総理SPチームは、日本の内閣総理大臣が外国を訪問する際、また、国内を移動する際に、護衛として活動します。
国内といえば、アメリカのオバマ大統領と当時の安倍総理が広島を訪問した時にもテレビ中継で僕の元同僚が映っていました。
やはり要人が動くところに総理SPが動き始めます。
総理SPチーム、本当に大変なのは〇〇
総理SPと聞くと、内閣総理大臣の警護のために命を懸けるのは当然ですが、その職務の前に、下準備、つまり、現場の下見がとても大変なんです。
例えば、総理の外国訪問でいろんな箇所で会合や会談が予定されている場合。
どういうルートで、どれくらいの時間滞在して、どの経路で移動するのか、本当に細かく打ち合わせをしていきます。
しかも、予定されている日から何週間も前からです。
現地の警察にも協力してもらい、当日に反〇〇デモへの対策も検討しながら、綿密に調べていくのです。
実際、僕も海外でG7サミット、G20サミットの際、ドイツで総理大臣のSPチームの一員として活動させていただきました。
その現地視察中、あちこちで、反G20デモが行われて、当時、スーツ姿でそれっぽい格好をしていたせいか、デモ参加者たちから標的になりそうになったり、休憩中に「これ絶対ハニートラップだろ(笑)」という感じのキレイめの女性から声をかけられたり、日本では経験できないことがたくさん起こりました^^;
なので、僕にとっては、本番の日よりも、準備や下見の段階がエキサイティングでした💦
総理SPチーム、本番は超ピリピリモード(^^;;
サミット当日、緊張感がハンパない!!
度重なるイレギュラー対応で、無線で報告すべきことをできなかったり、また、無線で報告する際の暗号をド忘れしたり(今はもう忘れました^^;)、チームのメンバーにも幾度となく助けられました。。。
当然のことながら、予定が1分でも遅れたりすると、大変な騒ぎになります(苦笑)。
そんな時に一番怖いのがデモです。
日本政府に対するデモが行われたりするので、それが原因で予定が遅れたりするのです。
あと、なんと言っても、自分の命をもしかしたら落としてしまうかもしれないという緊張感もあったので、途中で家族の顔が浮かんできたりもしました(笑)。
今となっては笑顔で振り返ることができますけど、当時は必死だったな〜としみじみ感じます。
命を懸けて仕事をすることって、この先あるのかどうかわかりませんが、命懸けで仕事をしてくださっている公安職の皆様、日本の治安を守ってくれて本当にありがとうございます!!
おかげさまで今日も無事にnoteを書くことができました!