事業展開の落とし穴「スクール事業編」
フランスでYouTubeプロデューサーをしています、さやココです🇫🇷
私が尊敬する、現役でYouTube運用代行をゴリゴリにされている方から教えていただいたお話です。その方は本気でクライアントワーク(受託者)のことを考えてくださる方です。
私もフランスでYouTube運用代行をしていますが、次に考えていた新規事業が「動画編集スクール」でした。ただ、結論から言うと「受託者であり続けること」が大事だと気づかされました。
もちろん、目先の売上を考えたらスクールを開くのは良いアイデアですし、高額商品なので売上もすぐに立ちます。しかし、スクールを運営することは現場から離れることになり、クライアントワーク(受託者)としてのスキルが少しずつ落ちていってしまいます。
そうなると、5年、10年後には圧倒的なレベルの差が出てしまうでしょう。
だからこそ、1~2年は大変かもしれないけれど、クライアントワーク(受託者)として頑張った方が、結果的に自分の事業の柱が強くなるということです。
誤解しないでいただきたいのは、スクール自体を否定しているわけではありません。大きく成長している動画編集スクールもあり、それは本当にすごいと思います。
ここでいちばん大事なのは、「自分は将来どうありたいか」ということ。
例えば、「生徒に教えるのが好き!」という方なら、動画編集スクールをやってもいいと思います。ただ、目先の利益を求めてやると失敗するかもしれません。頭打ちに合うこともありますので、そこは注意が必要です。
私がなぜスクールを立ち上げようと考えたかというと、「自社の戦力となる編集者を育てたい」という思いがあったからです。でも、結局はこう思いました。「うちで学びたい!」という人が来ても、まずはUdemyなどで基礎を学んできてもらい、こちらでテスト案件を渡して、それに合格したら「一緒に頑張る」という方針にしよう、と。
この方針を教えてくださった方いわく、「恩を売るのが大事」だと。スクールだと受講料を払った時点で受け身になりがちで、常にgiveを求めてしまうからです。クライアントワーク(受託者)には自力で努力して道を切り開き、その後に案件を渡し、恩を売って自社の力となるよう育てるのが重要だということでした。
もちろん、これが100%正しいかは分かりませんが、私はスクールの道をやめました。宣言しちゃったばかりですがやめますw。
なぜなら、私自身もクライアントワーク(受託者)としての力が落ちていくのは避けたいからです。
地道にコツコツと頑張る道を選びました。
で、SAYACOUCOU STAGE(研修制度)は設けようと思っています。
一緒に成長してくれる仲間を増やしたい!
フランスでノマドワーカーとしての生活をYouTubeでアップしています!